人体の構成成分の意外な差

色々な栄養素がのうち、当サイトではタンパク質ばかりがやたらと登場してくるわけですが(笑)人体を構成する栄養素の割合を見てみると、ご存知の様に一番多いのは水で、タンパク質は2番手です。

文献にもよりますが、
1 水分:50~70%
2 タンパク質:15~20%
3 脂質:13~20%
4 ミネラル分:5~6%
5 糖質:1%
というあたりが一般的な人体の構成比となるようです。

ここで注目して欲しいのが、2番手のタンパク質と3番手の脂質。
数値として同じようなレベルあって、しかもけっこう変動の幅があるので、人によっては入れ替わってしまう可能性がかなり高いと推測できます。

人体の成分構成比

実際に管理人が栄養学を勉強していた頃の生化学の教科書に掲載されていた男女別の人体構成がデータでは、女性の脂質の割合がタンパク質よりも多くなっていました。

体を構成する栄養成分というのは性差だけでなく個人差の影響も大きいと思いますので、男性でも体脂肪率が高くてプヨプヨの人がいれば、女性でも筋肉質で引き締まった体をしている人もいるでしょう。

管理人の記憶しているかぎり、生物の授業などでは「水の次に多いのはタンパク質」と説明されているはずですが、個人レベルで考えると多くの人がセオリーに当てはまらないわけです。

というわけで、ここで提案です。
血液型や右利き、左利きと同じように、
タンパク質人間(タイプP)or脂質人間(タイプF)
という区分を新しく作る・・・というのはどうでしょうか?

細かい数値が必要なら、例えば(P20:F15)みたいにパーセンテージで出してもいいでしょう。

市販されている体重計などで測定する「体脂肪率」は身長に対しての体重の大小を強く考慮しすぎていて紛らわしいので却下(笑)。

健康診断等の時に、X線を使った方法などである程度正確な筋肉と脂肪の量を計測して、きちんと判別するのです。

そうすれば筋肉を鍛えすぎて体重が重くなっている人でも、BMIだけの偏った判断で生命保険の料金が高くなったりすることが無くなり、逆に痩せていても運動不足で筋肉の少ない「肥満予備軍」を見破ることも簡単になるはずです。

場合によっては就職面接などで、
「う~ん、タイプFかぁ、うちは男性社員はタイプPしか採らないんだよ。」
なんて言われてしまう場合があるかもしれませんが、それはそれで仕方ない(笑)。

少なくとも血液型よりは個人個人の本質が分かりやすいと思うんですけどねぇ・・・。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP