バルクアップに必要な糖分は

「タンパク質+糖質が必要な理由」に書いたとおり、タンパク質を体に取り込むためには、糖分などの栄養が欠かせません。

特に、バルクアップ(筋肉を太くする)ためにプロテインを飲んでいる場合は、エネルギー源として糖質を多めに摂る必要があります。

しかも、糖分は何でもいいかというと、実はそうではないのです。

今回はバルクアップに適した糖分補給について考えてみることにしましょう。

バルクアップとホルモンの関係

筋肉は運動によるダメージを受けた後で、適切な栄養と休養を与えることで発達します。

そのときに、体の中で重要な役割を果たしているのがホルモンです。

そんなホルモンの中でも、特に筋肥大のために重要だと考えられているのがインシュリンというホルモンです。

インシュリンは同化ホルモン、つまり栄養素を体に取り込む働きがあるので、これが分泌されることで細胞に栄養が取り込まれ、筋肉が太くなっていくわけです。

だから筋肉を太くしたかったら、インシュリンがしっかり分泌される必要があるんです。

インシュリンと血糖値

そしてインシュリンは血液中の糖分の量、いわゆる血糖値が上がると分泌量が増えるという性質があります。

だからバルクアップを目的にプロテインを飲んでいる人は、プロテインを飲むときに糖分を多めに補給する必要があるのです。

ただし・・・

ここで気になるのが糖質の種類。

果物に多く含まれる果糖という種類の糖質は、血糖値を上げる効果があってもインシュリンの分泌量を増やさないと言われているのです。

果糖は血糖値を上げるものの、インシュリンの分泌には影響しないと言われています

一応、果物は果糖だけじゃなく、ブドウ糖やショ糖などインシュリンを増やす糖分も含まれているので、フルーツジュースがNG!というわけではありません。

ただ、栄養学の専門家の中には、「砂糖よりも果物の方がインシュリンが増えにくい」と主張している人もいます。

だから「とにかく筋肉を太くしたい!」という人は、プロテインシェイクに入れる飲み物の糖分についても気を使う必要があるかもしれません。

ちなみにプロボディービルダーのジェイ・カトラーは、筋トレ後の栄養補給にコーラを飲むと言っていました。

インシュリンの分泌量を上げるという意味では、糖分をたっぷり含む炭酸飲料を飲むという方法も合理的だと言えるでしょう。

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