プロテインの種類と味の特長
今現在、サプリメントとして売られているプロテインのタンパク質源は3種類あります。
牛乳を原料としたホエイタンパクとカゼインタンパク、そして大豆を原料としたソイタンパクです。
(マニアックなところではエッグ卵を減量にしたものもありますが、商品数が非常に少ないので購入する機会はあまり無いはずです。)
それぞれに違いがあるわけですが、一般的なプロテインの分類は、サプリメントとしての効果・効能の部分に注目している事が多いでしょう。
このサイトでも、各タンパク質の効果の違いについては既に解説しているので、今回は風味や食感など、いわゆる「味」の部分に焦点を当てて特徴をまとめてみたいと思います。
ホエイプロテイン
乳清タンパクとも呼ばれるホエイプロテインは、3種類の代表的タンパク質の中で最も溶けやすいタンパク質です。
製品や溶かす飲み物によっては多少のダマ(粉末の固まり)ができることもありますが、粉っぽくて飲めないということはまず無いと思います。
飲みやすさを優先して選ぶなら、ホエイ100%のプロテインがベストです。
タンパク質自体の味はそれほど強くありませんが、「ホエイ臭」と呼ばれる独特の風味が若干あります。
ホエイ臭については人によって表現が異なりますが、周りの人に聞いた限りでは「薬っぽい味」「ちょっと鉄っぽい臭い」というコメントがありました。
カゼインプロテイン
カゼインはホエイと同様に牛乳から抽出されるタンパク質ですが、ホエイと比較すると若干溶けにくく、ドリンクに溶かしたときにザラつき感があります。
これもタンパク質自体に強い味があるわけではないのですが、いわゆる「カゼイン臭」と呼ばれる臭いを持っています。
このカゼイン臭の表現は人によって違うが「乳臭い」と表現する人が多いようです。
嫌いな人は気にならないレベルだと思いますが、ホエイよりもクセが強いのは確かです。
飲みやすさという事で言えば、ホエイに次ぐ2番手にあるタンパク質という感じでしょうか。
ソイプロテイン
ソイタンパクは大豆から抽出されるもので、ホエイやカゼインのプロテインが一般的になる前から、プロテインの原料になっていた伝統的(?)なタンパク質です。
タンパク質自体の味は、3種類の中では間違いなく最も強いと思います。
どんな味かというと、大豆を原料としているので大豆臭です。
極端に言うと、きな粉のような風味があります。
「バニラ」とか「ヨーグルト」みたいな味付けがしてあっても、背後に必ずと言っていいほど大豆の味を感じます。(笑)
ソイプロテインは、一般にプロテインの中では最も溶けにくく、粉っぽさから敬遠する人が多いです。
近年、プロテインが一般的になってきたのも、ソイプロテイン中心だったプロテインの原料がホエイ・カゼインに移ってきたおかげだと言えるでしょう。
ただ、これも好き嫌いの問題なので、大豆の味が嫌いでなく、大豆タンパクの長所を利用したいなら、十分に選択肢に入ると思います。
(管理人へのご連絡は不要です)