タンパク質過剰摂取の症状一覧
プロテインは足りないタンパク質を補うためのサプリメントですが、栄養素というものは足りなくても、多すぎても体には害があります。
タンパク質の過剰摂取が体に悪影響を与えるのは「プロテインを過剰摂取すると?」に書いた通りですが、今回は「こんな症状が出たら要注意!」という形で情報をまとめておきたいと思います。
なお、重複しますが、タンパク質の過剰摂取はプロテインだけで起こるわけではありません。
タンパク質を含む食品全般に言えることなので、その点はご注意ください。
おならが臭くなる
食べ物の中のタンパク質を摂る量が増えると、当然ですが消化される食物の栄養バランスも変化します。
そうすると、腸内では悪玉菌が増えやすくなり、タンパク質が分解された時に硫黄を含む臭いガスが出やすくなるのです。
ただし、これは過剰摂取でなくても起こる事ではあります。
その場合は、腸内環境を良くするための対策をしましょう。
具体的には
・食物繊維を多めに摂ること
・水分を多めに摂ること
・乳酸菌食品やオリゴ糖など、腸内で善玉菌が増えるような物を習慣的に摂ること
があります。
そういう工夫をしてもおならの臭いや回数に改善が見られない場合は、タンパク質の量を減らしてみましょう。
肝機能が低下する
タンパク質の分解は肝臓の仕事なので、タンパク質を過剰摂取は肝臓に負担をかけることになります。
ただし、肝臓は「沈黙の臓器」と言われているほど、ダメージを受けても自覚症状が出にくいのが特徴です。
なので、健康診断で肝機能を示す数値が悪化したり尿酸値が高かった場合は、きちんとした検査を受けるとともにタンパク質の過剰摂取である可能性を考えてみてください。
また、肝機能が低下すると、体のタンパク質がうまく合成できなくなるため、筋力の低下や抵抗力の低下(風邪を引きやすくなるなど)、貧血などの症状がでることもあります。
むくみ
腎臓もタンパク質の過剰摂取によりダメージを受ける臓器の一つです。
肝臓と同じく、かなり悪くならないと自覚症状が出にくいのですが、むくみがひどくなったり、頻繁に起こるようになった場合は要注意です。
アレルギー症状
タンパク質を過剰摂取すると、それが体内できちんと分解されずにアレルゲンとなることがあります。
そうすると、体のかゆみや湿疹、喘息や鼻・喉などの異常、下痢といったようなアレルギーの症状が出るわけです。
プロテインを飲み始めてから急にこれらの症状が出たという場合は、過剰摂取の疑いがあるでしょう。
ただしアレルギー症状は、タンパク質の量が多くなくても、タンパク質と体の相性によって起こることがあります。
大量にプロテインを飲んでいる訳でもないのにアレルギーの症状が出るなら、まずはプロテインの種類を変えてみる事をおすすめします。
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