プロテインと髪の毛の関係

「プロテインで薄毛・ハゲになる?」では、プロテインが直接薄毛の原因になることは考えられず、むしろ良い影響があるはず、ということを書きました。

しかし、薄毛の問題で悩んでいたり、将来的にちょっと不安・・・という場合は、できるだけ詳しい情報を知っておきたいと思うことでしょう。

そこで今回は、発毛のしくみとプロテインの関係や、プロテインが薄毛につながる可能性のある特殊なケースなど、さらに詳しい情報について書いてみたいと思います。

プロテインと髪の毛の関係

人間の髪の毛は頭皮にある毛母細胞という部分で合成されて皮膚の表面に出てきますが、この髪の毛の成分は主にケラチンというタンパク質です。

つまり、プロテインの主成分であるタンパク質は、髪の毛の材料でもあるということです。

姉妹サイト『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』『ダイエットで薄毛になる?』にも書きましたが、過酷なダイエットでタンパク質などが不足すると、急激に薄毛が進行したりするのも、髪の毛を作るための栄養素が足りなくなるためです。

髪の毛を作るには、材料となるタンパク質が必要です

なので理論的に考えれば、プロテインはむしろ薄毛や禿げの原因になるというよりは、薄毛や禿げを防止するタイプのサプリメントと言えるでしょう。

だから、食事から摂れるタンパク質が十分でない場合は、プロテインを飲むことが育毛効果につながる可能性も大いにあります。

昔から、髪の毛の量を保ったり、白髪を防止するにはワカメなどの海藻類が有効だと言われてきましたが、実は「海藻が髪に良い」という説には科学的な根拠が全く無く、効果も確認されていないのです。

海藻にはミネラル分が含まれているので、ミネラル不足に陥っている人が食べれば効果的なのかも知れませんが、そうでなければわざわざ海藻を選んで食べる理由は無いことになります。

それなら、実際に髪の毛や色素を作る「材料」となることがハッキリしているタンパク質を確保するほうが、ずっと理にかなった育毛法だと考えられるはずです。

プロテインが薄毛につながるケース

ただし、栄養的にはプラスの部分が多いプロテインも、他の食品と同様に摂りすぎれば体にとってマイナスの影響が出ることもあります。

例えば必要以上にタンパク質を摂ると、体のタンパク質を合成している肝臓などの内臓に負担をかけることになります。

そうなれば、それによって肌が荒れたり髪の毛が薄くなったりする可能性も無いとは言えないでしょう。

また、タンパク質を多めに摂るときは、水分や食物繊維などもしっかり補給しないと腸内環境が悪化して、これが間接的に頭皮にダメージを与えることも考えられます。

さらに、アレルギーを持っている人の場合、飲んだプロテインが体質に合わないと、それが皮膚の炎症や薄毛につながる事があります。

「プロテインを飲み始めた途端に抜け毛が増えた!」
というような場合はとりあえず飲むのを中止して、どんな物質にアレルギーがあるかを調べるべきでしょう。

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