鶏肉の種類はどれを選ぶ?

体作りのためにはタンパク質をきちんと確保することが重要です。

この事に関しては、プロテイン愛好家のほとんどが意識している事でしょう。

何と言っても「プロテインマニア」ですからね(笑)。

しかし、必要なタンパク質の全てをプロテインで補給するという人はいないと思います。

サプリメントはあくまで補助として、普段の食事の中で可能な限りタンパク質を摂るようにしているはずです。

そんなタンパク質源の中でも肉類、特に鶏肉は、比較的ヘルシーで高タンパク低カロリーな料理の材料としてよく使われる傾向にあります。

ですが、一口に「鶏肉」といっても種類は色々です。
もも肉、胸肉、そしてササミにひき肉と、それぞれ使い勝手や成分に違いがあります。

今回は「タンパク質補給」という点から考えて、どの種類の鶏肉を選ぶべきかということを分析してみたいと思います。

まずは成分を分析

それでは、まず成分表を確認してみましょう。

種類\成分
カロリー(kcal)
タンパク質
脂質
[成鶏肉]/むね、生12124.41.9
[成鶏肉]/もも、生138224.8
[成鶏肉]/ささ身/生11424.61.1
[若鶏肉]/むね、生10822.31.5
[若鶏肉]/もも、生11618.83.9
[若鶏肉]/ささ身/生105230.8
[ひき肉]/生 16620.98.3

なお、分量を確保しにくい内蔵や、廃棄率が高い(骨などを取り除いて捨てる必要がある)手羽元、筋肉以外の成分がメインであるナンコツは除外しています。

また、高タンパク低カロリーを目指すなら、脂肪分の塊である皮は取り除いて当然ですから、すべて皮なしの状態での比較です。

全体的に見ると、どの種類もタンパク質含有量に大きな差がないものの、もも肉についてはやや脂肪分が多くなっています。

そこで、タンパク質を脂肪で割った数値を比較してみることにしましょう。

鶏肉の成分比較

肉の種類別で見ると、最も低脂肪で高タンパクなのはササミ、その後に胸肉、そしてもも肉、ひき肉と続きます。

成分でみる限りでは、ササミが最も効率良くタンパク質を補給できる鶏肉という事になります

成分以外の要素

ただし、肉の種類を選ぶ上では、成分以外にも重要な要素があります。

それは、量あたりの値段です。

胸肉とササミを比較すると、グラムあたりの値段はササミの方が割高になります。しかし、値段の安い胸肉を買っても、皮や脂身をしっかり取り除くことでササミに近い成分にすることは可能です。

なので、少しくらい値段が高くても、手間をかけずに使いたいという人はササミを。

多少の手間がかかったとしても、お金を節約したいという人は胸肉を買うのがベストだと思います。

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