BCAA(分岐鎖アミノ酸)とプロテイン
「BCAA」という名前は、サプリメントに興味のある人なら、一度くらいは耳にしたことがあることでしょう。
それもそのはず、BCAAは運動を行なっている人にとってかなり重要な物質です。
という訳で今回は、プロテインに含まれるBCAAの量と、その効果・効能について書いてみたいと思います。
BCAAとは
まず、BCAAというのは1つの物質ではなくて、特定の種類に分類されるアミノ酸の総称(グループ名)です。
もうちょっと詳しく説明すると、「分岐鎖アミノ酸」と呼ばれる3種類のアミノ酸、ロイシン・イソロイシン・バリンがBCAAと呼ばれています。
BCAAは特に筋肉を合成する時にたくさん必要になるアミノ酸で、運動によって消費される割合も高いのが特長です。
つまり、筋トレをガンガンやっているような人の場合、BCAAが減るのも速く、必要な量も多くなるアミノ酸なのです。
だから、トレーニングの効果を十分に引き出すには、これらのアミノ酸を十分摂っておくことが大事になります。
プロテインの種類とBCAAの含有量
タンパク質を作っているのはアミノ酸なので、当然のことながらプロテインにもBCAAは含まれています。
ただし、原料となる物質によって、BCAAの含有量が異なるので、主要なプロテインをBCAA含有量の順にまとめてみましょう。
ただし、BCAAの含有量は原料の種類だけでなく、プロテインの製法によっても差が出てくると考えられます。
ここで紹介する数値は、あくまでも参考と考えて下さい。
1.ホエイ
プロテインの中で、最もBCAAを高い割合で含むのがホエイプロテインで、そのBCAA含有量は20~25%になると言われています。
パワーを付けたいアスリート、筋肉を太くしたいアスリートには最も適していると言えるでしょう。
2.カゼイン
ホエイほどではありませんが、20%弱程度のBCAAを含んでいることが多いようです。
ホエイと同じ牛乳から作られているプロテインですから、アミノ酸の組成も極端には違わないということかも知れません。
3.ソイ
ソイプロテインを扱っているメーカーの方に聞いた所、16~18%程度のBCAAを含んでいるとのことでした。
ホエイやカゼインには及ばないものの、ソイプロテインを飲んでいるからといって、BCAAが不足することは無いと思います。
プロテイン選びの基準
筋トレに重点を置いている人なら、できるだけBCAA含有量の高いプロテインを選びたいとこ思うことでしょう。
しかし、プロテインの種類が変わっても、極端にBCAAが少なくなるわけではありません。
基本的には自分の体質・好みにあったプロテインを選び、さらにどうしてもBCAAを多めに補給したいのなら、BCAAのアミノ酸サプリメントを別に補給するのが賢明だと思います。
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