栄養摂取と運動能力の関係
このサイトでは主にプロテインによるタンパク質の摂取ということをテーマに、色々な記事を公開しています。
しかし、食事の内容を変えたりサプリメントを飲んだりすることが、どれくらい体に影響を与えているんでしょうか?
このあたりを見極められる人はとても少ないのではないかと思います。
そこで今回は、運動能力と栄養摂取の関係についての、当サイトなりの見解を書いてみましょう。
特にスポーツなどでよりハイレベルな体を目指す人には重要な事なので、どうか頭の片隅に入れておいて下さい。
あなたの興味の対象は?
一般的に、筋力トレーニングやスポーツなどをやっている人の興味は、栄養摂取よりも体を鍛える方法や、技術練習の方法などに偏っている事が多いです。
その理由は、筋トレや技術練習などに比べて、栄養摂取の効果は実感するのが難しいということにあるのではないかと思います。
筋トレのやり方を変えると、鍛えた部分が強烈な筋肉痛になることはよくあります。
だから「これは効果がありそうだ」と感じるのに、大して時間はかからないわけです。
しかし栄養摂取の場合、そうは行きません。
今までの食事を高タンパク・低カロリーなものに変えたとしても、数日で肉体の変化を実感できるというようなことはあまり無いでしょう。
ちょっとくらいバランスの崩れた食事をしても、すぐに体調が悪くなるわけでもありません。
だからほとんどの人は、栄養バランスが取れた栄養を摂ることが望ましいはずだから、「一応そうするように心がけている」というのが本音だと思います。
さらに、初心者の頃は、少しくらい無茶な食生活をしていても、トレーニングさえ積んでいれば、それなりに能力は伸びていきます。
栄養摂取の重要性というのは、なかなか意識されないものなのです。
上級者ほど栄養摂取を重視する
しかし、レベルの高いアスリートほど栄養の内容を重要視しているのもまた事実。
以前にあるプロのボディービルダーが、雑誌のインタビューで、とても面白いコメントをしていました。
その内容はこんな感じです。
「初心者の頃は、体づくりに重要な要素をトレーニングが7で食事が3だと思っていたけど、今では逆だと思っているよ。」
人間の肉体は、回復速度に限界があります。
どんなに根性があっても、ハードにやればそれだけ効果があるというわけではありません。
だからトレーニングだけで人よりも上の能力を身につけることは、上級者になればなるほど難しくなってくるでしょう。
みんなが限界までトレーニングしているとしたら、自分が限界までトレーニングしても差は埋まらないからです。
それを考えると、栄養のバランスを軽視している人は、きちんと栄養を摂っている人よりも早い段階で限界を感じて行き詰まる可能性が高いと考えられます。
そして、いざそうなった時に、それが「栄養のせいだ」と判断するのはかなり難しいでしょう。
筋トレやスポーツで「自分の限界」を感じている人は、もう一度栄養摂取の内容を見なおしてみるといいかもしれません。
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