ウェイトアッププロテインを作る

プロテインはコストパフォーマンスで考えるなら、タンパク質含有量で選ぶのが基本です。

糖質は普通の食品からも簡単に補給できるので、タンパク質の捕球だけが目的なら、いわゆる「ウェイトアップ」系の炭水化物を含むプロテインを買う必要はありません。

しかし、時間や場所などの都合で、タンパク質と一緒に炭水化物を補給したい場合もあるでしょう。

そんな時に自分でプロテインに糖分などを混ぜるテクニックについては「高タンパクプロテイン応用法」の記事に書いたとおりです。

さらに今回は一歩進んで、具体的に糖分をどれくらい混ぜればいいかということを考えてみましょう。

自作「ウェイトアップ」プロテイン

市販の「ウェイトアップ」系プロテインの成分表を見ると、タンパク質の割合は全体の2割程度、そして炭水化物の割合が6割程度となっていることが多いようです。

つまり、タンパク質の約3倍の重さの炭水化物を混ぜてやれば、高タンパク質系のプロテインが「ウェイトアップ」系プロテインと同じ成分比になるわけです。

単純に計算すると、仮に20gのタンパク質に相当するプロテインでシェイクをつくるなら、約60gの砂糖を混ぜればいいということになります(笑)。

炭水化物の比率を上げることで、ウェイトアッププロテインとほぼ同じ成分になります

「本当にそんな事して大丈夫!?」
と心配になるかも知れませんが、コーラなどの炭酸飲料には1缶(350ml)あたり40g以上の砂糖が含まれていることもあるので、バルクアップを優先するのならこれに近い量を加えるのもアリだと思います。

もちろん、砂糖ではなく市販のスポーツドリンクなどに含まれている炭水化物を計算して、それを加えてもいいでしょう。

ちなみに粉末のスポーツドリンクの成分はほぼ炭水化物なので、加える量としては砂糖とほぼ同じになります。

カロリーを計算して添加する

「そんな乱暴な方法ではなく、きちんと計算して調合したい!」
という場合は、砂糖やスポーツドリンクのカロリーから考えて必要量を加えるという手もあります。

例えばプロテインシェイクと一緒に100kcalの炭水化物を摂りたいと考えるなら、
100(kcal)÷4(砂糖1gあたりのカロリー)=25
となり、25gの砂糖を加えればOK。
そしてこれはスポーツドリンクの場合もほぼ同じです。

仮に他の甘味料、例えばハチミツを加えるなら
100(kcal)÷3(ハチミツ1gあたりのカロリー)=33
で33gというように、加えるものの1グラムあたりのカロリーさえ分かれば、計算は簡単です。

目的に合わせて、最適な栄養量のプロテイン・シェイクを調合してみて下さい^^。

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