プロテインの泡対策 その1
プロテインをシェイカーでシャカシャカ振ると、粉末が飲み物に溶けるのと同時に泡が発生します。
普通なら、すぐに泡の量は気にならない程度にまで減ると思いますが、プロテインや飲み物の種類、温度によっては大量の泡が出てなかなか消えないこともあるでしょう。
泡は体にとって直接害になるわけではないものの、空気をたくさん含んでいるため飲み過ぎるとお腹が張る感じ(膨満感)がしたり、ゲップやおならの量が増えたりする原因になります。
そこで今回は、プロテインの泡にどう対抗するか?ということについてまとめてみましょう。
かなりマニアックな方法まで追求していくので、覚悟の上でご覧ください(笑)
泡の発生を最小限にする
他のページに書きましたが、シェイカーでプロテインを振る時は縦に勢いよく振るよりも、洗濯機の渦(うず)を作るようにシェイカーを水平にぐるぐる回すようにすると、泡立ちを抑えることができます。
ただし溶けるまでにかかる時間は長くなるので、「すぐに飲みたい!」という場合にはじれったいかもしれません。
また、飲み物の種類によってはカプチーノミキサーなどを使うことでも大きな泡の発生を少なくできるので、ぜひ試してみてください。
出来てしまった泡を消す方法
いくら気を付けていてもタンパク質を溶かした飲み物は基本的に泡立ちやすくなるものです。
そこで次は、泡を消す方法について考えてみることにしましょう。
物理的に泡を消す
工場などで食品を作るステップでは、外部から力を加える事によって泡を消すということがよく行われています。
例えば、減圧による方法などがそうです。
液体を密閉容器などに入れて、その中の気圧を急激に下げると、泡を破裂させて消すことができます。
小型の真空ポンプを用意すれば、普通の家庭でこの方法を使うことも可能ですが、さすがにあまり現実的ではないですよね(笑)。
次に手頃なのが、超音波を使う方法です。
超音波には、泡の構造を破壊して消してしまう力があります。
なので、メガネの洗浄などにも使われている超音波洗浄器にプロテイン容器を入れて超音波をかける事によっても、泡を減らすことは可能です。
そしてもう一つ、特別な設備がなくてもできるのが、火を使う方法です。
昔から料理の世界では、ゼリーやプリンなどが固まる前に表面にできた泡に火を当てて破裂させるという方法がよく使われています。
シェイカーで作ったシェイクを熱に強い容器(ガラスや陶器など)に移してチャッカマンなどで火を当てれば、大きな泡なら簡単に消すことができます。
左は泡の写真、右はその泡を火で消したところ。
泡が破裂したところだけ、その下の液面が見えています。
そして・・・最も手軽なのが、容器を入れ替える方法です。
プロテインシェイカーから他の容器にゆっくりとシェイクを移すと、泡の大部分をシェイカーに残すことができるはずです。
洗い物が増えてしまうことが玉にキズですが、ぜひ試してみてください。
次回の記事では、さらに違う泡対策の方法を追求してみたいと思います。
(管理人へのご連絡は不要です)