ツナ缶でタンパク質補給
今までに当サイトでは、タンパク質を高い効率で補給できる食品としてヨーグルト、肉類やおでん種、おからなど色々な食品を紹介してきました。
今回は、それらに続いて、身近な食材としてツナ缶の成分を分析し、タンパク質補給に役立つかどうかを検証してみたいと思います。
ツナ缶?シーチキン?
ツナ缶のツナというのはマグロのことで、要はマグロの缶詰なのですが、大ざっぱに「ツナ缶」と呼ばれている製品には、いくつかの種類があります。
特に有名なのはごろもフーズ社製の「シーチキン」だと思いますが、これは別に海鳥の肉というわけではなく(笑)カツオなどの肉を使用しているようです。
ただし、栄養成分に大きな差は無いようですので、ここではマグロやカツオなどの魚肉を使った缶詰をまとめて「ツナ缶」と呼ぶことにしましょう。
ツナ缶の栄養成分
ツナ缶の栄養成分をグラフに表すと、次のようになります。
※数値は100当たりの数値を表しています。
全体的にタンパク質の含有量が15~20%の間となっていて、これは鶏肉などとほぼ同等。
「シーチキン」と言われるだけあって、鶏肉と同様に非常に優れたタンパク源であることが分かりますね。
大きな違いは、それぞれの製品に含まれている油の量。
「水煮」と呼ばれるノンオイルタイプと、昔ながらの油漬けタイプでは、含まれている油の量が数十倍というレベルで違ってきます。
「ホワイト」と「ライト」というのは、同じツナ缶でも使われている部位が違うということを示していますが、単純にタンパク質量だけを比べるなら、「ライト」の方が少しだけタンパク質が多いようです。
また、どのタイプのツナ缶にもほとんど炭水化物が含まれていないという特長があります。
ベストなのはノンオイルタイプ
余計な栄養を排除して、ヘルシーにタンパク質を補給するのであれば、絶対にノンオイルの「水煮」タイプのツナ缶を選ぶべきでしょう。
カロリーの数値では油漬けの約三分の一ですから、その差は歴然です。
ただし、油漬けのツナ缶しか手に入らない場合も、出来るだけ染み込んでいる油を搾り出してツナの魚肉だけを使うようにすれば、かなり接種する油の量は減らせるはずです。
保存性は抜群
ツナ缶は栄養成分が素晴らしいだけでなく、保存性も抜群です。
何と言っても保存食の王道である缶詰ですから、その賞味期限は製造から3年程度と、LL牛乳やプロテインも真っ青の保存性を誇ります。
いざという時のタンパク質補給のために、あるいは非常食として、皆さんも是非ツナ缶を常備しておいてはいかがでしょうか。
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