色々な動物の肉の栄養素
タンパク質をプロテインサプリメントだけで補給しているという人は、恐らくほとんどいないでしょう。
とすると、普通の食品からタンパク質を摂取する時のために、タンパク質源となる食品の栄養成分を知っておく事は重要だと思います。
そういうわけで今回は、食用とされる主な動物の肉に含まれる栄養素についてまとめてみます。
判断基準
タンパク質補給という面で動物の肉を評価する場合、最も重要なのが含まれるタンパク質の量と、脂肪の量です。
当然の事ながらタンパク質が多く、脂肪が少ないほど良いわけですから、
タンパク質÷脂肪
という数値でそれぞれの栄養成分を比較してみることにしましょう。
動物の肉は脂身を除けばほぼタンパク質の割合が20%程度ですし、他の栄養素(糖質・灰分など)の割合はあまり高くないので、評価基準としては十分だと思います。
牛肉
あまりヘルシーというイメージのない牛肉ですが、ランプ肉肉に関してはタンパク質7gに対して脂肪が1g程度と、なかなか質の良いタンパク質源であることが分かります。
当然ですが、全体的に赤身の肉が高タンパク質、低脂肪になっているようです。
豚肉
部位にもよりますが、豚肉は全体的に牛肉よりも高タンパク・体脂肪になっているようです。
最もヘルシーなのは赤身のヒレ肉で、タンパク質:脂質の比率は14:1。
腸の負担にならなければ、メインのタンパク質源として十分採用できそうな数値です。
鶏肉
牛肉・豚肉と比較して、かなりヘルシーな肉と言えるでしょう。
さすがは鶏肉。管理人がタンパク質源として活用しているだけの事はあります(笑)
特に ササミはダイエットに最も適したタンパク質源だと思います。
ただし、鶏肉が高タンパク質・低カロリーなのはあくまでも皮を取り除いた場合であることは憶えておいてください。
皮付きの鶏肉はかなり脂肪分が多いので、鶏肉=ヘルシーと単純に考えてしまうと、脂肪分の摂りすぎになってしまう可能性も十分あります。
馬肉・七面鳥肉
最後に番外編として、馬肉と七面鳥肉の数値も計算してみました。
七面鳥肉は集計した中で最も高タンパク・低脂肪でタンパク質÷脂質の数値が高く、なんと30を超えるというすばらしさ。
欧米でスポーツ選手などが好んで食べているのはこのためでしょう。
日本ではあまり一般的な食材でないのが残念でなりません(;;)。
馬の肉は、脂肪分の少ない牛肉とほぼ同じくらいの数値でした。
動物の肉の中では、かなりヘルシーなほうだと思います。
(管理人へのご連絡は不要です)