牛乳を飲めるようにする方法
牛乳はタンパク質やカルシウムなどを含んでいて、体づくりに役立つ飲み物であることは多くの人が知っていると思います。
しかし「プロテイン+牛乳でお腹を壊す人へ」のコンテンツに書いたように牛乳でお腹を壊しやすいという人の中には、牛乳での栄養補給をあきらめている人もいる事でしょう。
今回は牛乳で下痢をしやすい人のために、乳糖不耐性を克服する方法についてまとめてみたいと思います。
鍛えられる乳糖耐性
人間は常に酸素の薄い場所で生活していると酸素を体に取り込む能力が上がったり、重いものを習慣的に持っていると筋力が上がったりするというような適応能力を持っています。
そして実は、牛乳に含まれている乳糖を分解する能力も、鍛えることによってある程度アップさせることが可能なのです。
だから牛乳を飲むと下痢をするという人は牛乳を完全に避けてしまうよりも、無理の無い範囲で少しずつ飲むようにした方が乳糖不耐性のリハビリになるということです。
よほど病的に牛乳がダメでない限り、訓練しだいで普通に飲めるようになる可能性が高いので、牛乳を飲めないことに不便を感じている人は是非チャレンジしてみてください。
牛乳を飲むためのトレーニング
乳糖不耐性の人が牛乳に慣れるには、夜眠る前の時間帯に温めた牛乳を少しずつ飲むようにすると良いでしょう。
暖かい牛乳の方が消化しやすくお腹を壊しやすくなりますし、眠っている間は腸の動きがゆっくりになるので、さらに下痢の症状が出にくくなるのです。
特に乳糖不耐性で便秘がちの人などは、朝の便通も良くなる一石二鳥の効果が期待できます。
牛乳に含まれるアミノ酸は睡眠の質を高める効果もあるため、眠る前のホットミルクは生活のリズムを保つためにも役立ちます。
子供の頃からの習慣も重要
乳糖不耐性は大人になってからでもある程度克服することが出来ますが、実は牛乳に慣れるためのトレーニングの効果は、子供の頃に行ったほうが出やすいと言われています。
人は赤ん坊の頃、ほぼ例外なくミルクで育つわけですから、その時の消化能力を出来るだけ鈍らせないようにしておくというのが一番の乳糖不耐性防止法ということになるでしょう。
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