プロテイン愛好家の老後

「私的プロテインの歴史」には管理人の目から見たプロテインの進歩について書きました。

そしてプロテインはここ10~20年のうちに、サプリメントとしてだけでなく、食品としての質が大きく改善され、かなり一般的な存在になりつつあります。

そして今後も各メーカーは、品質改良に力を注ぎ、プロテインの利用範囲はさらに広がっていくでしょう。

現在のプロテイン愛好家である我々が老人になる頃には、子供や孫が栄養補給のためにプロテインを利用している可能性も大いにあります。

そうしたら、どこかでこんな会話が交わされることでしょう。

家族

孫「このプロテインまず~い。もういらな~い!」

父「おいおい、プロテインは筋肉になるんだから、ちゃんと飲まないとダメじゃないか。サッカー上手になりたいんだろ?」

孫「でも、この味好きじゃないんだもん・・・。」

爺「何を贅沢を言っとる!こんなに飲みやすいプロテインに文句を言うとは!」

母「ほら、ガマンして早く飲んじゃいなさい。おじいちゃんに怒られるわよ。」

爺「ガマンとは何事じゃ!そもそもお前たちはプロテインがこんなに安く手に入って、美味しく飲めることに対する感謝の気持ちが足りん!ワシが若い頃はプロテインといったら粉っぽい大豆のもんしかなくて、咳き込みながら必死に飲んだもんじゃ。しかもその辺のスーパーでは手に入らんから、電車で遠くまで買いに行ったんじゃぞ?粉末しかなかったから飲む時だって周りのやつらに変な目で見られないように気を使って、それに値段も・・・。」

母「お義父さん、そんな話私たちにだって分からないんですからこの子にしても・・・。」

父「そうだよ父さん。今は”体にいいからガマンして飲む”なんて時代じゃないんだからさ。」

爺「いや、ワシはただ、こんなに美味しいプロテインなのにと・・・。」

孫「あ、おじいちゃんプロテイン好きなら、ぼくのもあげるよ!」

爺「・・・。」

まあ、もしかしたら40年先、50年先にはあらゆる栄養摂取が自動的に調整されるようになって、プロテインとかサプリメントっていう物自体が無くなっている可能性もありますけどね。

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