プロテインを自作してみる(後編)
前回に続いて、プロテイン製作の後編です。
まずはスキムミルクの中に塊となって混ざっているカゼインを取り出さなくてはいけません。
フィルターでろ過する
悩んだ挙句、析出したカゼインはコーヒーフィルターを使ってろ過する事で取り出すことにしました。
紙製のフィルターは使い捨てで便利ですね。
上の写真がしばらくろ過してみたところ。
写真で下のコップに溜まっているのがホエイタンパクを含む液体成分。
フィルターの上に残るのがカゼインタンパクです。
今回はカゼインを取り出すので、ホエイを含む液体はここから先で使いません。
捨てるのはもったい無いので、後でジュースなどに加えるかハチミツと水でも加えて飲んでしまいましょう^^。
もともと牛乳の水分+レモン果汁ですから(たぶん)美味しいと思います。
さて、これがフィルターに残ったカゼインタンパクです。まだまだ水分が多くてヨーグルトみたいですね。
フィルター上でしばらく水切りをした後に、キッチンペーパーで水分を取り除きます。
で、出来たのがこれ。
まだ水分が多いので粉末には程遠いですが・・・一応タンパク質の取り出しには成功しました。
溶けないプロテイン?
しばらく乾燥させてから自作したプロテインを牛乳に溶かしてみたのですが・・・残念ながらサッパリ溶けませんでした^^;
味がほとんど無いので「マズイ」という訳ではありませんが、ボソボソの塊は栄養学的には優れた食品であったとしても、サプリメントとしては粗悪品と言わざるを得ません(笑)。
やっぱりメーカーが作っているようなものを自作しようというのは無茶ですね(-o-;)
そうそう、今回、自作プロテインを作った後で知ったのですが、ここで紹介したカゼインタンパクを取り出した手順は、料理をするときに「牛乳を原料としてカッテージチーズを作る」方法とほぼ同じみたいです。
だから粉末プロテインとしてはダメダメでも、調理には応用できると思います。
スキムミルク+レモン果汁で作ればヘルシーで味もまろやかなので、自分で料理をするという方はダイエットに最適なカッテージチーズの作り方として活用してみて下さい。
副産物としてホエイドリンクも作れるので、考え方によっては一石二鳥かもしれません。
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