目的別プロテイン調合法
「プロテインの選び方 その1」にも書いたように、プロテインは種類によって吸収速度などが違うため、その効果も微妙に変わってきます。
しかし、目的別に何種類もプロテインを買ったりすれば余計にお金がかってしまうでしょう。
「プロテイン吸収速度の変化」の原理を応用して、溶かす飲み物によって性質をコントロールする事も可能ですが、イザ飲もうと思ったときに目的に合った飲み物を用意できない場合もあると思います。
そこで今回は、経済性と利便性を両立させるとっておきの方法をご紹介しましょう!
運動前後に飲むプロテインの調合
筋力トレーニングやスポーツなどの前後に飲むプロテインドリンクには、胃腸に負担をかけず、なおかつ筋肉などに素早く栄養を届けるために「すぐに吸収できる」という性質が求められます。
さらに、運動の前後には単純にタンパク質だけを補給するのではなく、体を動かすエネルギーとなり、運動後の体力回復のために必要な糖質も一緒に摂取するのが理想です。
このため運動の前後に補給するプロテインは次の2つを混ぜ合わせて調合します。
・ホエイプロテイン
・スポーツドリンク粉末
それぞれの粉末の量は目的に合わせて調整します。
例えば普段25g程度のプロテインを300くらいのシェイクにして飲んでいるようであれば、プロテイン25gと1L用のスポーツドリンクの粉末の1/4~1/3くらいの量を混ぜ合わせておけば良いでしょう。
粉末のままなら保存性も高いので、数回分くらいまとめて調合しておいてもいいかもしれません。
この調合済みプロテインさえ用意しておけば、あと用意するのは水だけ。
どこでも糖質添加済みのプロテインドリンクを飲む事ができます。
500mlくらいのペットボトルに入れておけば、出先で水を入れてシェイク→飲んだらそのまま容器を捨てる、ということも出来て非常に便利です。
食間用、就寝前用プロテインの調合
食間や寝る前に飲むプロテインドリンクには、腹持ちを良くして長時間持続的に栄養を補給できるように、ゆっくり吸収されるものを選ぶのが基本です。
このため食間や就寝前に飲むプロテインは、次の2つを混ぜ合わせて調合します。
・ホエイプロテイン
・スキムミルク
なぜ吸収の遅いシェイクを作るのにホエイプロテインなの?と思うかもしれませんが、そもそもソイプロテインなどを用意できるなら「調合」の必要はありません。
運動前後に飲むプロテインと同じようにホエイプロテインを材料にするからこそ調合の意味があるのです。
スキムミルクは牛乳由来の成分を含むため、プロテインの吸収速度を遅くする効果が期待できます。
ただしスキムミルクは脂肪分を含まないので、さらにゆっくり吸収されるプロテインドリンクを作りたい場合は乳脂肪を含む粉ミルクなどを代用するのがいいでしょう。
裏技としては、乳脂肪を多く含むクリープを混ぜるという手もあります。
水が冷たいと溶けるまでに多少時間がかかりますが、当サイトで試した限りでは実用に耐えうるレベルだと思います。
プロテインシェイクを作るためにいつも牛乳を用意するのは結構大変なので、この調合方法はかなり便利だと思いますよ^^。
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