プロテインの洗い込み
当サイトでは何度か「プロテインにかかるお金」の問題を取り上げています。
それは、継続的にプロテインでタンパク質を補給している人にとっては、やはり費用の問題は重要だからです。
そこで、少しでもプロテインパウダーを有効活用するためのテクニックの一つである「洗い込み」を紹介しておきましょう。
「洗い込み」とは?
「洗い込み」という用語だけを聞くと勘違いする人もいるかもしれませんが、ここで言う洗い込みとは、ジーンズの色を適度に落としてオシャレにする、といったような類のものではありません(笑)。
今回紹介する「洗い込み」は、何かの物質が溶けている溶液を回収するときに、その溶液に溶けている物質をロスしないようにするための方法で、化学実験などでよく使われるテクニックです。
具体的に説明しましょう。
例えば1%の食塩水を作る場合にビーカーに塩を1g取ったとします。
ここで水を入れて塩を溶かし、メスシリンダーなどに移して全体の容量を100mLにすれば、1%食塩水のできあがりです。
しかし、ここでちょっと考えてみて下さい。
ビーカーからメスシリンダーに食塩水を移したとしても、ビーカーのガラスには少量の食塩水が付着しているはずです。
これではビーカーに残った塩の分だけ、メスシリンダーの食塩水は薄くなってしまうでしょう。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?
まず、予めビーカーで塩を溶かす時に水を少なめにしておいて、それを一度メスシリンダーに移します。
そしてその後、少量の水で何度もビーカーを洗い、その洗った水をメスシリンダーに回収すればいいわけです。
このように洗いこみを行うことで、より塩を無駄にせずに正確な濃度の食塩水を作ることが可能になります。
プロテインも洗い込み!
プロテインの場合、正確な濃度でシェイクを作る必要はありません。
しかし、容器に残す量をできるだけ少なくしてムダを減らすという意味では洗い込みが有効な方法になります。
例えば牛乳でプロテインシェイクを作るなら、飲み干した後の容器に2~3回、また少量の牛乳を注いでそれを飲み切れば、ムダにするプロテインパウダーの量はより少なくなるでしょう。
外出先でドリンクタイプのプロテインを飲む場合も、最後に少量の水などを入れて飲み干せば、内容量の分だけしっかりタンパク質を補給する事ができます。
非常にケチ臭い話に聞こえるかもしれませんが、洗いこみを行えば容器がキレイになるので洗うのが楽ですし、ペットボトルなどの場合は洗って捨てることで資源としての価値もアップさせることになります。
皆さんもぜひ、プロテインドリンクの洗いこみを習慣にしてみてください。
(管理人へのご連絡は不要です)