点滴だと足りない栄養

管理人は30余年の人生の中で、2回ほど入院した経験があります。

別に大病を患ったわけではなく、どちらも一時的に体調が悪かっただけで入院期間はそれぞれ1週間にも満たないくらいのものでしたが、入院中は他の多くの患者さんと同じように、点滴のお世話になりました。

管理人の場合、投与された薬はせいぜい抗生物質くらいで、点滴は主に水分などの栄養補給を目的としていたのですが、性格上どうしても気になってしまうですよ。
点滴に含まれている栄養成分が(笑)。

点滴

点滴を行うときに使う液体の入った大きな袋は一般に「輸液」と呼ばれるものなんですが、輸液にはサプリメントと同じように、成分表が記載されています。

だから、点滴を交換する時に、看護師さんに頼んで成分を確認させてもらったのです。

看護師さん「点滴交換しますね。」
管理人「どうもです。ところでちょっと成分を見せてもらってもいいですか?」
看護師さん「はあ・・・どうぞ。」
管理人「なるほど、ほとんどは水分と電解質、ブドウ糖を含むリンゲル液・・・やっぱりタンパク質とかアミノ酸は入ってないのか・・・。」(小声でつぶやくように独り言)
看護師さん「・・・医療関係のお仕事の方ですか?」
管理人「あ、ええと以前にちょっとだけ。」

看護師さんから見ればちょっと奇妙な患者に見えたと思いますが、上に書いたように短期間だけ点滴を行う場合に使われる輸液には、水分とナトリウムなどのミネラル、あとはせいぜいちょっとの糖質が入っているくらいなのです。

残念ながら、タンパク質やアミノ酸など、筋肉の材料になる栄養が入っていない(笑)。

もちろん長い期間食事ができないような人には、人の血清から抽出したタンパク質系の輸液などを使う事もあります。

ただ、管理人のように絶食期間が1~2日だと、せいぜい静脈からポカリスエットを飲んでいるくらいの栄養しか与えてもらえないのです。

最近はテーラーメイド医療(個人の特質に合わせて医療内容に配慮する医療)なんていう言葉が聞かれたりするくらいですから、「筋肉が落ちにくいトレーニー向けの輸液」なんていうのがあってもいいと思うんですけどね(笑)。

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