タンパク質で巨大化する金魚?
管理人は子供の頃、カブトムシやクワガタ、金魚やサンショウウオなど、色々な生き物を飼うのが好きでした。
東京近郊に住んでいたのでなかなか自分で虫や魚を見つけるのは難しかったのですが、それでも「昆虫採集スポット」の情報を友達と交換しては、虫取りアミを持って出かけたものです。
その頃、仲の良かったある友人の一人が、やたらとデカイ大きな金魚を飼っていました。
当時はそれがうらやましくて、その友人の家に行くたびに水槽に張り付いては、優雅に泳ぐ巨大金魚を眺めていたのです。
金魚を飼った経験のある人ならわかると思いますが、金魚というのは短期間で大きくなるような生き物ではありません。
だから管理人は、その金魚がよほど長生きしているのだろうと想像して疑いませんでした。
しかし、友人のお母さんの話では、その金魚は飼い始めてからせいぜい3年くらいしか経っていないとのこと。
驚いた私に、友人のお母さんはニッコリ笑って巨大化した金魚の秘密を教えてくれました。
「実はね、エサが違うのよ。」
市販されている金魚のエサだけでは金魚が大きくなるための栄養として不十分なので、自作のエサを与えているんだそうで、それが巨大化金魚の秘密だと言うのです。
そして、そのエサは海まで取りに行っているとも教えてくれました。
「金魚のエサを海に取りに行く?」
私はさっぱり訳がわかりませんでしたが、友人のお母さんはの解説によると「秘密のエサ」は以下の方法で作っていたそうです。
1.海に行って目の細かいアミで小さなエビ(オキアミのようなもの?)を集める。
2.それをよく洗って金魚の1回分の食事となるように小さな容器に分ける。
3.冷凍庫で凍らせる。
実際にエサをあげるところを見ていると、コーヒークリームくらいの小さな容器(たぶん本当にコーヒークリームの容器を再利用したもの)を冷凍庫から取り出し、それの中身をそのまま水槽に放り込んでいました。
最近になって調べたのですが、一般的に売られている金魚のエサは海藻や胚芽などが主な成分であるようです。
それに対して、友人のお母さんがあげていたのは冷凍保存された海洋生物。
恐らく動物性タンパク質をはじめとして、市販のエサとは比べ物にならない栄養価だったのでしょう。
残念ながら私には自作エサを作りつづける根気がありませんでしたが、体を成長させるためには、本当に栄養が大事なんだなあ・・・と感じた子供の頃のエピソードです。
(管理人へのご連絡は不要です)