もしもプロテインの原料が○○だったら・・・
現在販売されているプロテインサプリメントの原料として代表的なものには、牛乳・大豆・卵があります。
(卵を原料としたプロテインは最近あまり見かけなくなりましたが)
これらの材料からプロテインが造られているのは、栄養価の問題の他に製造工程における合理性、例えば牛乳なら残りの脂肪分をバターに使用できるなどの理由があるからでしょう。
しかし、プロテインを牛乳・大豆・卵からしか作れないのかというと、そんなことはありません。
もともと生物の体は細胞でできていて、その細胞は成分にタンパク質を含んでいますから、肉だって肴だって野菜だって、ミミズだって、オケラだって、アメンボだって(?)理論上はプロテインの原料にできるはずなのです。
例えば、クラゲやイカなどの生物は、水分を取り除けば高タンパクですから、これらを原料にクラゲプロテイン、イカプロテインなんていうのも出来そうです。
大豆プロテインに穀物の粉っぽさが残っているみたいに、プロテインに加工してもそれぞれの原料の特長や風味が残っているとしたら・・・海産物原料のプロテインはサラダなんかに和えたら美味しそうですよね。
あ、でもイカプロテインは水に溶かしたときにイカ臭が・・・(以下自粛)。
そうそう、高タンパク・低カロリーの食品といえば、昆虫なども該当します。
日本ではイナゴの佃煮やハチノコくらいしか馴染みがありませんが、外国ではタンパク源として一般的に食べられていることも多いようです。
ゲテモノ料理がダメな人でも粉末になれば大丈夫だったりするでしょうから、昆虫や昆虫の幼虫を繁殖させて昆虫プロテインを作って・・・これもやっぱり気持ち悪いですね(><)パッケージが虫の絵だったりしたら最悪です(笑)
個人的に、将来有望だと思っているのは微生物由来のプロテインです。
前に日誌に書いた「エビオス錠」なんかは、酵母の成分であるアミノ酸を栄養として利用しているわけですから、人体に役立つ成分を含むバクテリアを大量に繁殖させてプロテインにするというのは、将来現実になるかもしれません。
いっそのこと繁殖力の強いバクテリアを遺伝子組み替えでタンパク質を大量に合成するように改良して遺伝子組み替えバクテリアプロテインなんていうのを作ったら・・・どう考えても買う人はいなさそうですね。
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