食物連鎖をブチ壊せ?

その昔、学校で「食物連鎖のピラミッド」というのを習ったという記憶のある人は多いと思います。

ちなみに食物連鎖というのは・・・

土や水には栄養となる物質があって、それを微生物や植物が栄養にして、それを昆虫や小さな動物が食べて、さらにそれを中くらいの動物が食べて、最後に大型の肉食動物がそれを食べて、というつながりのことです。

食物連鎖のピラミッド

この食物連鎖のピラミッドの中で言うと、人間はピラミッドの頂点に位置する動物だと考えられているわけです。

肉を一切食べないという厳格なベジタリアンもいますが、基本的には雑食で植物から動物まで色々なものを食べる雑食動物です。

他の動物を食べて生きているけれど、自分自身が他の動物に食べられるということはまずありません。
ただし人間には、ピラミッドの頂点に君臨するには不都合な点もあります。

それは、数が多すぎること。

ピラミッドというのは上に行けば上に行くほど数が少ないからこそバランスが取れるのであって、他の動物の栄養には(ほぼ)なることのない人間がこんなに多いのは明らかにアンバランスです。

だから、もしも世界中の人が「お肉!お肉!」という食生活をしていたら、あっという間に食料が足りなくなって食糧危機に陥ってしまうでしょう。

それを避ける合理的な方法は、人間が自分の意志でピラミッドの下の方に移動することでしょう。

他の動物を肉を食べる機会をできるだけ少なくして、たくさんの人に行き渡る量を確保できる植物などを中心に食べれば、人口が70億人を超えても食糧危機は起こらないと分析している専門家もいます。

しかし、そんな理念だけで人が食生活を変えることは、これから先もずっと無いんじゃないでしょうか。

最近はマクロビオティックの調理法なんかも進歩しているようですが、味の面でも手間の面でも、普通の人がそれだけで生きていくのは大変だと思います。

だから、食生活を大きく変えるためのカギは科学技術が握っていると、管理人は考えているわけです。

ミドリムシや穀物から抽出した成分だけで、和牛A5ランクくらいの味の人工肉が作れるくらいの技術力があったら、誰もわざわざ牛を殺して食べようなんて思わないでしょう。

と言いつつ、前回の日誌にも書いたようにA5ランクの和牛なんて一度も食べたことが無いので、それがどんな味なのかということは分からないのですが(笑)。

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