プロテインを飲まないとお金を失う?

筋トレやスポーツのための栄養補給を考える上で、
「プロテインを飲みたいけど、費用を考えるとちょっともったいないかな・・・。」
と思っている人も多いでしょう。

昔に比べればプロテイン全体の値段が下がって来ているとはいえ、やはり飲みつづければ一定のお金はかかりますから、これは当然といえば当然です。

しかし、より一歩進んだ考え方をすると、プロテインを飲まないという選択をすることでお金を失う可能性もある、ということを知っておいてください。

キーワードは「機会損失」

仮にあなたが電車でアルバイト先に向かっているとして、その電車が故障・停止したために車内に1時間閉じ込められたと想像してみてください。

バイト先には電話で状況を説明して、いつもより1時間遅れてバイト先に到着。
いつも通りの時間に仕事が終わったとすると、働いた時間は1時間少なくなり、結果として「1時間分の時給」を失う事になるでしょう。

この時、「電車の遅れ」はあなたから直接お金を奪ったわけではありません。
時間を奪った事によって「その時間を使ってあなたが何かを行う機会」この場合は労働する機会を奪ったわけです。

このような損失を経済の世界では機会損失と呼んでいます。

節約精神が生む機会損失

それではこの機会損失がプロテインとどう関係するのか?ということについて説明しましょう。

仮に25gのタンパク質を補給したいときに、プロテイン代をケチって・・・いや節約して、鶏肉で代用するとします。
(鶏肉にはプロテインにない長所ももちろんありますが、ここでは本題に関係ないので割愛します)

調理器具を準備し、鶏肉を料理して食べ、食器などを全て片付けるのに約30分かかりました。

鶏肉のタンパク質コスト

この時にかかったコストは、鶏肉代+30分の時間となります。

今度は逆に、プロテインを使った場合を考えてみましょう。
プロテインシェイクを作って飲み、容器を洗うまでにかかった時間を約5分かかりました。

プロテインのタンパク質コスト

そうするとかかるコストはプロテイン代+5分の時間となります。

このままではちょっと比較しにくいので、全ての要素をお金に置き換えてみることにしましょう。

仮に1回のプロテイン代を120円、鶏肉を100gあたり40円、人間の労力を1時間あたり800円と仮定(けっこうリアルな数値です^^;)すると、
鶏肉の場合=40+400=440円
プロテインの場合=120+67=187円

となり、プロテインの方がずっと有利になるのです。

時間的コストを考慮すると、プロテインの方が割安になることもあります

もちろん、全ての人がプロテインを選ぶべき、なんて言うつもりはありません。

「料理をしているだけで楽しい」という人にとって鶏肉を料理している時間はまさに「プライスレス」ですから機会損失とは言えないでしょうし、時間があっても働いてお金を稼ぐ事ができない立場の人もいるでしょう。

しかし、時間というのはお金と違って、将来どんなにお金持ちになっても劇的に増える事はありません。
そして経済的な意味でも、時間には我々が普段意識している以上の価値があるのです。

目先の金額だけにとらわれて行動するよりも、時には「お金で時間を買う」くらいの感覚があっても良いのではないでしょうか。

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