ビーレジェンド(コーンポタージュ)
プロテインの味といえば、昔からチョコレートやバニラ、ストロベリーなど、甘い味のものがほとんどでした。
中には味のついていない「プレーン」なプロテインも売られてはいますが「塩味」系のものは皆無に近かったと言っていいでしょう。
一応、DNSブランドからMRP(ミールリプレイスメントパウダー:プロテイン以外にも、色々な栄養素が取れる複合食品)としてコーンポタージュ味が発売された事がありますが、試験的な試みだったのか、現在は販売を終了しています。
そんな中、最近急激に味の種類を増やしてきている「ビーレジェンド」ブランドから、満を持して(?)コーンポタージュ味のプロテインが発売されましたので、レポートをしていきたいと思います。
分析情報
まずは成分の分析情報です。
製品の特長
タンパク質含有量は55%と、あまり高いとは言えない値です。
このあたりに関しては、糖質などをある程度増やさないとコーンポタージュらしい味にならないといった事情があるんでしょう。
値段は400gで2480円と、小容量パッケージならではの割高感があります。
溶けやすさについてですが、水や牛乳で溶かした限りでは他の「ビーレジェンド」シリーズと同様に、スムーズに溶かすことができました。
ただ、今回は従来のプロテインと違って、お湯で溶かすことができるプロテインなので、そのあたりの実験も後ほど行ってみることにしましょう。
※「製品の特徴」グラフは製品の特性を独自の方法で分析したものであり、製品の優劣を評価したものではありません。
タンパク質成分
タンパク質成分グラフ タンパク質成分 このプロテインに含まれているタンパク質は、ホエイ100%です。
タンパク質の種類としては吸収の早いプロテインなので、筋肉を太くしたい人、パワーを付けたい人向けです。
味や使用感について
袋を開けると「コーンポタージュ味」という名前の通り、鮮やかな黄色い粉末が見えます。
香りもそのままコーンポタージュで、まるでプロテインではなく、マグカップにお湯と一緒に入れて飲むインスタントのコーンポタージュ粉末のようです。
そして上に書いたように、このプロテインは普通のプロテインのように冷たい(あるいは常温の)飲み物だけでなく、お湯に溶かして飲めるようになっています。
通常、ホエイはあまり熱に強くないので、熱すると固まってしまうんですが、製法や配合の調整によって「ホット対応」を実現しているんでしょう。
とはいえ、どれくらいの温度まで対応できるのかを確かめておきたいと思い、簡単に検証してみました。
まずは「すぐ飲む」事を想定して、お茶の適温と同じくらいの70℃程度のお湯でテストです。
これで固まったりしたら「お湯に対応」しているとは言えないぞ!と、半ば疑いながら粉末を入れて、スプーンでかき混ぜてみたところ・・・
ご覧の通り、まったく問題なく溶けてくれました。
それでは、今度は限界まで加熱して見ることにしましょう。
ということで、さっき溶かしたコーンポタージュを、そのまま電子レンジで加熱してみました。
結果、レンジ内で沸騰してブクブクと泡立っていたのですが、取り出してみると全く異常なし。
少なくとも水(お湯)で溶かす場合に関しては、思いっきり熱しても問題なさそうです。
また、味の方もかなり「普通のコーンポタージュ」で、カップに入れてスプーンでかき混ぜながら飲んでいると、プロテインを飲んでいるということを忘れそうなくらいでした。
ただ「コーンポタージュそのままの味」ということは、それだけ塩分を含んでいるという事でもあり、容量あたりの値段が高いというのもマイナスポイントです。
日常的に飲むホエイプロテインとしてではなく、気分を変えて味を楽しむプロテインと考えるのがよさそうです。
各ドリンクとの相性は?
水 |
粉末自体に塩味が付いているので、水やお湯との相性はバッチリです。 ただ、個人的には冷たいコーンポタージュよりも、やはり温かいお湯のほうが、このプロテインの良さを活かせると思います。 |
スポーツドリンク |
悪いことは言わないのでやめておいたほうがいいです(苦笑)。 一度試してみましたが、甘味と塩分が混ざって、何とも気持ち悪い味になってしまいました。 |
牛乳 |
牛乳も、このプロテインの味を楽しむのに最適な飲み物の一つだと思います。 水よりもコクが出るので、夏は冷製コーンポタージュとして飲むのもアリかもしれません。 |
オレンジジュース |
スポーツドリンクがあまりにも衝撃的な味になってしまったので、今回はオレンジジュースでのテストは行いませんでした。 でも、やっぱりやめておいたほうがいいと思います(笑)。 |
MRPではなく、プロテインとして初めて塩味系のものは初めてのレビューになりましたが、風味は普通のコーンポタージュにかなり近く、美味しく飲める製品になっていると思います。
タンパク質含有量や値段などに関しては従来のプロテインと同等とは言えませんが、今後に期待したいところです。
パッケージラインナップ
パッケージは現在のところ400g入りの1種類だけです。
かなりユニークな味のプロテインなので「試しに飲んでみる」には丁度いい分量と言えるのかもしれません。
※分析情報におけるコスト等の計算は、最大容量(記事執筆時点)のパッケージを基準にしています。
(管理人へのご連絡は不要です)