ビーレジェンドGENMATSU
プロテインの味も最近はかなり多様化してきていますが、その一方で味付けがされていない「プレーン」や「ノンフレーバー」というプロテインも増えてきています。
その長所は何と言っても、余計な工程(手間)がかかっていないために低価格であることでしょう。
こういった製品は、特に栄養をしっかり補給しつつ、費用は安く抑えたいという上級者トレーニーに人気があります。
そして、後発のプロテインメーカーであるリアルスタイルからも、満を持して低価格X大容量のノンフレーバープロテインが新たに発売されました。
その名もビーレジェンドGENMATSU(ゲンマツ)。
ゲンマツというのは恐らく「原料粉末」というところから来ているんでしょう。
販売ページによると、ビーレジェンドは原料粉末であるホエイパウダーの産地や質にも強いこだわりがあるということなので、それが名前に反映されているということなのかも知れません。
分析情報
まずは成分の分析情報です。
製品の特長
タンパク質含有量は78%と、ホエイプロテインの中でもかなり高い水準にあります。
しかし、最も注目すべき点はタンパク質あたりの価格。
なんと1gあたり2.76円と、大容量パッケージの低価格プロテインの中でも相当安い値段になっています。
4gを切っていれば安い方と言える中で、これは素晴らしいコストパフォーマンスです。
溶けやすさに関しては、過去に発売されているプレーンタイプと大きく変わらない印象です。
味付けがされていないので、当然風味はホエイ粉末が持っているものだけですが、特に飲みにくいという印象はありません。
なお、ビタミンやミネラルに関しては特に何の記載もないので、このあたりはその名の通り「原末」のまま、何も添加をしていないということなんでしょう。
※「製品の特徴」グラフは製品の特性を独自の方法で分析したものであり、製品の優劣を評価したものではありません。
タンパク質成分
タンパク質成分グラフ タンパク質成分 このプロテインに含まれているタンパク質は、ホエイ100%です。
大量のタンパク質補給を補給するのは、主にパワーや筋肉の量が必要なトレーニーですから、吸収が早いホエイ100%というのは、まさにその目的にかなっていると言えます。
味や使用感について
粉末の色はやや黄色味の強い乳白色で、香りはほぼゼロです。
以前にレポートしたプレーンタイプは粉末の比重が軽く、やや飛び散りやすい印象がありましたが、この製品は粉末に適度なまとまりがあって、スプーンで扱いやすくなっています。
飲み物に入れたところはこんな感じ。
溶けやすさに関しても、先に発売されたプレーンとほぼ同レベルと言っていいでしょう。
特にダマになったりシェイカーの壁面に残ることはありませんでした。
激しくシェイクすると多少は泡が残りますが、その量は他の低価格プロテインとは比較にならないくらい少ないです。
「ただ安い」のではなく「使い勝手を犠牲にしない」という部分には十分な配慮がされていると思います。
各ドリンクとの相性は?
水 |
ハッキリ言って味気ないですが、その反面「マズイ」ということもありません。 |
スポーツドリンク |
粉末自体に風味がほぼ無いので、甘みがある分だけ水でシェイクするよりはずっと飲みやすくなります。 |
牛乳 |
牛乳の味に、少しホエイの「まったり」した感じが加わるくらいで、基本的には牛乳味のシェイクです。 |
オレンジジュース |
オレンジジュースの味を邪魔する要素は何一つ入っていないので、相性は悪くないです。 |
一昔前までは大容量のプロテインというと輸入物が多かったですが、最近は日本のメーカーも少しずつ大容量X低価格の製品を発売してきています。
ただ、今までに当サイトでレビューした限りでは、価格は安くても泡立ちが激しくてやや使いにくい印象がありました。
そんな中、ビーレジェンド(GENMATSU)は、同じ容量・価格帯の製品と比べても溶解性・泡立ちなどが十分に及第点で、管理人としては「やっとこういうのが出てくれた^^」というのが素直な感想です。
ただし、サプリメントに関する技術は日進月歩。
今後は他のメーカーからもこういった製品が出て来る可能性はあるので、注意深く目を光らせておきたいと思います。
パッケージラインナップ
GENMATSUのパッケージは現在のところ3kgの物のみです。
小さい容量のパッケージを購入したい場合は、同じくリアルスタイルから発売されている「ビーレジェンド」のプレーンタイプを購入すればいいでしょう。
※分析情報におけるコスト等の計算は、最大容量(記事執筆時点)のパッケージを基準にしています。
(管理人へのご連絡は不要です)