鶏肉の脂肪分を取り除く方法
鶏肉は肉類の中でもヘルシー指向の人に人気のある食品です。
同じ鶏肉でも部位によって含まれる栄養は違うわけですが、特に脂肪が少なく値段も安い鶏のムネ肉などは、体重や体型に気を使っている人にとって理想的と言えるでしょう。
しかし、そんなヘルシーな鶏肉でも、多少の脂肪分は含んでいるものです。
今回はその脂肪をさらに減らして食べる方法をご紹介しましょう。
目に見える脂肪は取り除く
一般的に「鶏肉はヘルシー」と言われていますが、鶏肉は皮を取り除かないと全然低脂肪じゃないので注意が必要です。
ヘルシー料理を作りたいのなら、もも肉や手羽元のように脂肪分を取り除けない部位は選ばないこと。
ササミの場合は皮が付いていないのでそのままでも大丈夫ですが、胸肉の場合は皮をはがして脂肪の多い部分(白い部分)を切り取るのは必須の作業です。
さらに脂肪分を茹でて取り除く
肉の調理法には揚げる、焼く、蒸す、茹でるなどがありますが、最もヘルシーに食られるのは何と言っても茹でる方法です。
脂で揚げるのは論外として、脂を使わずにフライパンやオーブンなどで焼いたり蒸したりする方法でもそれなりに脂肪分を取り除く事は出来ますが、お湯で茹でれば肉から染み出た油を効率良く分離する事ができます。
さて、ここで本当に茹でる事で、鶏肉から脂肪分が取り除かれる様子を確認するための実験を行ってみましょう。
サンプルはスーパーで買ってきた鶏の胸肉。
ササミを買えば手間がかからないのですが、胸肉はグラムあたりの単価が安いので、庶民にはありがたい存在です(笑)。
ちなみに今回買い物に行ったお店では胸肉が100グラムあたり70円くらい、ササミが130円くらいでした。
ただし、姉妹サイトの『一番安いタンパク質源は?』というページにも書きましたが、業務用の大きなパッケージで買ったりすると、これよりもずっと安い値段で買えたりもします。
さて、まずは鶏肉の皮をはがしておきましょう。
そして、熱が通りやすいようにある程度の大きさに切っておきます。
次にお湯を沸騰させてその中に鶏肉を投入です。
今回は何だか料理サイトのようになってきましたね^^;
しばらく茹でると、早々と水面に脂が浮いてきました。
茹で上がったら、鶏肉を取り出してみます。
さあ、写真をよくご覧下さい。汁の表面に、結構な量の脂が浮いているのが分かるでしょう?
脂肪分の少ない鶏肉でも、茹でる事によってこれだけの脂肪分を取り除くことができるのです。
もしもこれがモモ肉など脂分が多い肉だったら、もっと沢山の脂肪分を取り除く事ができることでしょう。
ヘルシー料理を作るためには始めから脂肪分の少ない肉を使うのが理想ではあります。
しかし、たとえ脂っこい肉を使う場合でも、料理法によってはかなりカロリーを減らす事ができるということです。
ただし、茹で汁をスープとして飲んでしまうとあまり意味がありませんのでご注意を。
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