ヨーグルトでタンパク質補給?
ヨーグルトは牛乳やチーズと同様に、我々にとって身近な酪農製品で、さらに当サイトのテーマであるタンパク質を含む食品でもあります。
それでは、ヨーグルトをタンパク質源として考えた場合、その価値はどれほどのものなのでしょうか?
ヨーグルトの成分とタンパク質源としての栄養価についてまとめてみることにしましょう。
ヨーグルトに含まれるタンパク質
主要なメーカーのヨーグルトをいくつかピックアップして、成分表を調べてみたところ、ヨーグルトに含まれる糖質・タンパク質・脂質の量は次の通りでした。
※全て100gあたり
大ざっぱに言うと重さあたりの栄養素の量は牛乳とほぼ同じで、大体100gあたりのタンパク質量は3~4g程度になるようです。
100gあたり3~4gということは、20g~30gのタンパク質を摂ろうとする場合、500g~1kgくらいのヨーグルトを食べなくてはならない計算になります。
いくら体に良いとは言っても、ヨーグルトだけでタンパク質を補給するというのはちょっとツライかもしれません。
ヨーグルトの利点
ただし、ヨーグルトをタンパク質を補給するための「補助」として食べるのであれば、非常に多くの利点があります。
タンパク質の栄養価が高い
そもそもヨーグルトに含まれるのは、牛乳と同じ動物性のタンパク質です。
植物性タンパク質と違ってアミノ酸スコアが高いため、高い効率で筋肉をはじめとした体の重要な組織の材料になってくれる事でしょう。
乳糖が少ない
ヨーグルトは発酵の過程で乳糖が分解されるため、牛乳に比べて乳糖の量が少なくなっています。
このため、乳糖不耐症(詳しくは「プロテイン+牛乳でお腹を壊す人へ」をご覧ください)の人でも、ヨーグルトならお腹を壊さずにすむ可能性が高いです。
無脂肪ヨーグルトもある
最近は低脂肪、あるいは脂肪分ゼロ(正しくは0.5%以下)のヨーグルトというようなものも発売されています。
同じ容量を食べるのであれば、牛乳よりもヨーグルトのほうがずっと満腹感は大きいので、ダイエット時には低脂肪・無脂肪のヨーグルトを多めに食べるといいでしょう。
牛乳にも同じような製品はありますが、牛乳でお腹を壊しやすい人でもヨーグルトなら量を食べることが出来るはずです。
腸内環境改善効果がある
これは有名な話ですが、ヨーグルトには腸内細菌のバランスを整える効果があることが知られています。
プロテインをたくさん摂ると腸内の悪玉菌が増えやすいので、プロテイン愛好家の方もヨーグルトには積極的にヨーグルトを摂る事をオススメします。
ヨーグルトをたくさん食べれば、食事から摂るタンパク質量が増える分だけプロテインの量も減らすことが出来ますから、お金の節約にもなるかもしれませんよ(笑)
(管理人へのご連絡は不要です)