プロテインの量を少なくしてみる?

タンパク質が体にとって重要な栄養素であることはこのサイトの至るところで強調しているので、今さら言うまでも無いでしょう(書いてますが)。

特に筋力トレーニングに励んでいる人は、筋肉を作るためにタンパク質の必要量が多くなりますから、プロテインなども利用して積極的に栄養補給をしていると思います。

しかし、タンパク質の必要量には個人差もあるので、必ずしも「どれくらい飲めばいいの?」で計算したとおりの量を摂らなければダメなわけではないということを知っておいてください。

必要量の目安とタンパク質合成能力

最終的に筋肉や内臓をつくるには一定量のタンパク質が必要ですが、「プロテインは本当に必要?」の記事にも書いたように、人間の体にはもともとタンパク質を合成する能力があります。

つまり、必要量の全てを肉類やプロテインなどのタンパク質系食品で補う必要は無く、本当に食事から摂る必要があるタンパク質量を式にすると次のようになります。

食事で摂る必要があるタンパク質=
体で使用するタンパク質-体が合成できるタンパク質

体が合成できるタンパク質量が多ければ、食事からの補給量は少なくてすみます

確かにプロテインなどを利用して少し多めに摂っておけば、不足する心配が無くて安心ではあるかもしれません。

しかし、例えばお金に余裕が無くてプロテインを飲む量を最小限にしたいというような場合は、できるだけ自分に必要なタンパク質量を正確に把握しておきたいものです。

そんな時、「体が合成できるタンパク質量が一体どれくらいになるのか?」という事を正確に知るのははちょっと難しいかもしれません。

ですが、逆に「今摂っているタンパク質量が変化した場合に体に変化があるか?」という事については、自分自身でも確かめることができます。

タンパク質摂取量を減らしてみる

プロテインにお金がかかって大変!というような場合は、可能な限り食事からのタンパク質量を確保しつつ、少しずつプロテインで摂るタンパク質量を減らして行ってみましょう。

人によっては多少摂取するタンパク質量が減っても筋肉の付き方や体重に影響が無い場合も多いものです。

タンパク質を目安量どおりに摂っている状態から、だんだん減らしていってみれば、「これくらいまでなら減らしても大丈夫」というようなラインを見つけることができるでしょう。

ただし、食事の代わりにプロテインを摂っているような場合はそれを完全に止めてしまうと摂取しているエネルギーの量も大きく減ってしまいます。

そういった場合には、それを補うような食品を食べる必要はあるでしょう。

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