
プロテイン価格の今後
物の値段というのは、社会情勢とともに変動する性質があります。
例えばガソリンや株、金などの貴金属、身近な所では野菜や肉などの値段は、その時の需要と供給の関係によって常に値段が変わります。
いわゆる「相場」というものですね。
少ししか売りに出されないのに欲しがる人が大勢いたら高くなるし、逆にたくさん売られているのに買いたいという人が少なければ安くなるわけです。
そしてプロテインの価格も、実は時代と共に変動しています。
もちろんガソリンや株のように大きく値段が上がったり下がったりはしないし、お店での値段に影響してくることはほとんどありません。
でも、大きな流れで見れば、20年前よりプロテイン製品全体の値段が下がっているのは明らかでしょう。
これは、栄養に関する知識が浸透して、プロテインを買う人が増えたのと同時にたくさんのメーカーが市場に参入してきているところが大きいと思います。
このサイトで度々紹介しているビーレジェンドなどは、後発メーカーが低価格を武器に市場に参入してきた一つの例と言えます。
逆に、ここ数年の範囲で言えば、プロテインの原材料コストはかなり変動しているようです。
消費者が気付かなくても、ホエイの仕入れコストが高くなったり、原油価格の影響を受けて輸送費が高くなったりということが起こっています。
現に管理人の知っている製品の中にも、原材料価格の高騰でプロテインの値段が一時的に上がった例があるのです。
しかし、今後のことを考えると・・・
個人的には、まだプロテインの価格は下がっていくと考えています。
まあ、世界全体が食糧危機になったりすれば食料全体の値段が上がってしまうことになりますが(苦笑)少なくとも他の食品に対しての価格は割安になって行くでしょう。
その理由の一つ目は、まだプロテイン利用者が増える余地があることです。
ひと昔前よりは一般的になってきているとはいえ、まだまだプロテインを飲んでいる人はほんの一部。
今でも取扱い店舗は増えて来ているので、販売量が増えてさらに大量生産されるようになれば、低価格化はさらに進むのではないかと思うのです。
2つ目は、今後も技術力の向上が見込めることです。
プロテインは加工食品なので、技術が進歩していけばより安い価格で製品を作れるようになります。
3つ目は、生鮮食品に比べて「不作」の影響を受けにくいことです。
プロテインの大豆やホエイ、カゼインなどは粉末にして保存しておくことが可能な食品です。
だから、農業や乳業がダメージを受けても、生鮮食品ほどは値段が高騰しにくいという性質があります。
もちろん牛乳の値段が高くなればホエイの価格も上がると思うが、牛乳そのものに比べれば影響の度合いは緩やかでしょう。
もしかしたら将来的には、普通の食品を減らしてプロテインを飲んだ方が「節約」になる時代が来るかも知れません。
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