
◯◯プロテインが現実に?
以前の日誌の中で、
「今後は色々な生き物を原料としたプロテインが開発されるのでは?」
というような話を書きました。
その時点では半分、いや9割方冗談のつもりで書いていたのですが、どうやら近い将来、本当に現実になるかも知れない雰囲気が出てきました。
貴重なタンパク質源となるその生物とは・・・
ミドリムシです。
ミドリムシと言えば、恐らくほとんどの方が名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
場合によっては、「顕微鏡で見たことある!」と、理科の授業のことを思い出すかも知れません。
ミドリムシというのは、生物学の分類で言うと「動物と植物の間の存在」なんて言われることもある、微生物の一種です。
「ミドリ」という名前の通り、その体の中に葉緑素を持っていて、光のエネルギーを使って自分で栄養分を作り出すことができるという、素晴らしい特殊能力を持っています。
そして今、このミドリムシが栄養源としてにわかに注目を集めているのです。
このサイトによると、
「ユーグレナ(ミドリムシ)は、高タンパクで高栄養な原料で・・・」
という説明文を確認することができます。
また、実際にミドリムシを原料とした食品を販売しているお店の情報が紹介されています。
そしてなんと、既にミドリムシのサプリメントも・・・↓
実は、微生物をそのまま食べるという方法は、非常にエコで効率が良い食料獲得法だと考えられています。
例えば、牛を一頭育てて食べるより、その牛の餌にするはずの穀物を直接食べたほうが、ずっとたくさんの人に食料が行き渡るからです。
つまり、ミドリムシを繁殖させて栄養源にすれば、手間も時間も省けて、安い値段で良質の栄養素が確保できるということです。
なので、近い将来、このミドリムシからプロテインが作られる可能性だってあるでしょう。
もしかしたら、
「ミドリムシなんて、なんか気持ち悪い!」
なんて言う人がいるかも知れませんが、そんな事を気にする必要はありません。
ムシっぽい名前が付いているとはいえ、その正体はただの微生物。
我々は味噌やヨーグルト、納豆に漬物と、普段から微生物タップリの発酵食品を常に食べているのですから(笑)。
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