
フードレプリケーターでサプリを
栄養に気を使っている人は、常に適切な栄養素を必要な量補給できるように食生活をコントロールしていると思います。
しかし、食材やお店を探したり、サプリメントを選んだりするのは、けっこう面倒な場合もあるものです。
そんな悩みを一気に解決してくれるのがフードレプリケーター。
これは、映画にもなっているアメリカの人気TVシリーズ「スタートレック」に登場する未来の装置です。
ご覧になった事がない方のために、簡単に説明しましょう。
フードレプリケーターは宇宙船の船内、例えば食堂やそれぞれのクルーの部屋などの壁際に、ファミレスのドリンクバーにあるドリンクサーバのような形でくっついている設備です。
そして、名は体を表す感じのルックスを持つピカード船長(上の画像の真ん中にいる人物です)が渋い声で、
「コンピューター。アールグレイをホットで頼む。」
なんて言うと、たちまちフードレプリケーターのトレイにホット紅茶が出現するのです。
それも、我々が使っているようなドリンクサーバのようにカップはおろか、水や茶葉などの材料を補給する必要もありません。
フードレプリケーターは原子レベルで物質を合成できるので、エネルギー源さえあれば後は命令するだけで何も無い空間に物質を出現させる事が出来るのです。
ただし、一応欠点もあります。
フードレプリケーターは栄養学的な成分を忠実に再現することを重視して設計されているので、微妙な味わいに関しては天然の食材に及ばないらしいのです。
スタートレックの各エピソードでは、
「フードレプリケーターの合成物は味気ない。」
「レプリケーターのものは風味が劣るので、天然のものを地球から取り寄せた。」
なんていうセリフがところどころに登場します。
しかし、栄養補給ということをメインに考えている人にしてみれば、望んだときに望んだだけの栄養源を瞬時に合成してくれるこの装置は、まさに夢の存在と言えます。
ちなみにスタートレックの舞台は24世紀。
今から300年くらい後の未来世界には、きっと肥満も成人病も存在しなくなっていることでしょう。
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