魚に含まれるタンパク質の量は?

食品からタンパク質を補給する場合には、あらかじめどんな食品にどれだけタンパク質が含まれるかを知っておくと便利です。

例えば同じ「豆腐」でも、絹豆腐と木綿豆腐ではタンパク質含有量が違ったりするからです。

当サイトでは今までにも肉や大豆食品、乳製品など色々な食品のタンパク質含有量を評価してきました。

そして今回は、ヘルシーなタンパク源の候補として、魚に含まれるタンパク質量を見ていきたいと思います。

成分一覧

まずは手始めに、よく食べられている種類の魚の栄養成分を列挙してみることにしましょう。

明らかにタンパク質含有量が高い魚や低い魚があれば、この段階である程度の優劣が付けられるかも知れません。

なお、調理法が変わると水分量の変化などによってタンパク含有量も大きく変わってくるので、ここでは魚そのものの栄養の比較ということで全て生の状態のデータを使用しました。

また、並び順はタンパク質含有量が多いほど上になっています。

食品\要素
カロリー
タンパク質
脂質
糖質
ムロアジ16623.66.90.4
ゴマサバ146235.10.3
紅鮭13822.54.50.1
白鮭13322.34.10.1
マルアジ14722.15.60.2
からふとます15421.76.60.1
真サバ24720.616.80.3
子持ちカレイ14319.96.20.1
マアジ12619.74.50.1
銀鮭20419.612.80.3
ニシマアジ16919.69.10.1
マガレイ9519.61.30.1
マコガレイ93181.80.1
サンマ29717.623.60.1
マダラ7717.60.20.1
大西洋サバ32617.226.80.4

※数値は100当たりの数値。カロリーの単位はkcal、その他はgです。

全体の数値を眺めてみると、魚の種類が変わっても他の食品ほどタンパク質含有量に差はないように見えます。

ほぼ20%前後のタンパク質含有量になっているので、どの魚を選んでも一定量のタンパク質が補給できそうです。

しかし、脂質の量については種類によって大きく違いがあり、脂の乗っている魚は必然的にカロリーも高くなっています。

そこで次は他の食品の場合と同じように、カロリーあたりのタンパク質含有量を見てみたいと思います。

魚別 カロリーあたりのタンパク質

カロリーあたりのタンパク質ではタラやカレイが特に優秀で、あっさりした味から予想できるように高タンパク&低カロリーであることが分かります。

それに次いで優秀なのが鮭やゴマサバ、アジなど。

ちなみに鮭の身は赤いですが、分類上はカレイと同じ白身魚になるそうです。

サバの中でも脂肪分の多い真サバなどは、カロリーあたりで考えるとタンパク質含有量が低いことも分かります。

これらのデータを見る限り、摂取カロリーを抑えつつタンパク質を補給したければ白身魚を選ぶのが賢い選択と言えそうです。

ただし魚の脂は獣の肉と違って体内で分解されやすく代謝されやすいので、好みの魚があれば無理をして低カロリーにこだわる必要はないかもしれません。

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