プロテインが筋肉になるしくみ

前の項目まではプロテイン(つまりタンパク質)が、筋肉をはじめとする人間の体の重要な組織の材料であるという事について触れてきました。

プロテインを飲む目的としては、スポーツや筋力トレーニング、ダイエットで効果を上げるため、つまり「筋肉の材料として利用する」というのが一般的だと思うので、この項目ではタンパク質が筋肉になるしくみについて解説したいと思います。

プロテインは体内で一度分解される

筋肉はタンパク質で出来ていますが、プロテインが体の中に入ってもすぐにそのタンパク質から筋肉が作られる訳ではありません。

人間を含めあらゆる生き物は自分自身と他の生き物を区別するための”型”のようなものを持っています。(血液型などもその一種です)

 タンパク質には生物ごとの型があります。

プロテインのタンパク質は、原料となっている牛乳(牛)や大豆、卵(ニワトリ)の”型”をもっているので、そのまま自分の体の材料としては使うことが出来ません。

だから一度バラバラに分解して、自分の”型”に合うようにもう一度組み立てて使う必要があるわけです。

ブロックで組み立てられたものを一度バラバラにして、また別のものを新しく作るようなイメージですね。

タンパク質はアミノ酸のブロックで出来ている

タンパク質がバラバラになると、もう元の生き物の”型”は消えてしまいます。
そしてこのバラバラになった一つ一つのブロックがあの有名なアミノ酸です。

プロテイン(タンパク質)はこのアミノ酸の状態になってから、はじめて筋肉を作るための材料として使われるのです。

プロテインが筋肉までのステップ

つまり、プロテインは
1.飲む
2.消化器官で消化・分解される
3.血液の中に入る
4.筋肉まで届く
5.合成に利用される

というステップを踏んで、やっと筋肉になるんですね。

プロテインが筋肉になるまでのステップ

吸収時間を考える

一度分解・吸収されてから利用されるということはつまり、ある程度の時間が必要という事になります。

タンパク質は摂った量だけではなく、吸収される効率や吸収されるために必要な時間も考える必要があるわけです。

筋肉がちょうどタンパク質を欲しがっている時に間に合うようにしてやることが大切です。

前の項目でも触れた通り、プロテインは普通の食品に比べて短時間でスムーズに吸収されますが、吸収時間などを考えて飲めば更に大きな効果が期待できるでしょう^^

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP