ベジタリアンと食糧問題

「遂に上がり始めたプロテイン原価」でも書いたとおり、原油価格が高騰した間接的な影響で、色々な食品の値段が上がってきているようです。

プロテインも食品の一種なので、残念ながら当然値段はあがりつつあり、メーカーの中には値上げを検討したりセット販売時の割引率を引き下げたりしていると聞きました。

そもそも地球の人口は年々増えつづけているにも関わらず、温暖化や砂漠化によって食料を育てるための農地面積は減っているわけだから、これから先の世代は食糧不足が深刻化する可能性はかなり高いと考えられるでしょう。

地球

でも、もしも人類がみんなベジタリアンになれば、理屈の上では食料不足がかなり軽減できるはずです。

例えば牛肉を食べるために牛を育てる場合、牛が毎日食べる牧草を育てるためにかなりの土地が必要になります。

しかしその土地で小麦や大豆などの穀物を育てれば、牧草で育てた牛の肉を食べるよりも遥かにたくさんのエネルギーを作物から得る事ができるのです。

考えてみれば、牛は食べた牧草に含まれる栄養を全部自分の肉にしているわけではなく、内臓を動かしたり体温を保ったり歩き回ったりすることにかなりの割合を消費していまず。

そうすると与えたエサのエネルギーはかなり目減りするわけですから、効率が悪いのは当たり前かもしれません。

そう考えるとベジタリアンという生き方は宗教や感情の問題だけでなく「エコな生き方」と言うことが出来るでしょう。

今まで肉食に慣れた人は野菜と穀物だけの食事に物足りなさを感じるとは思いますが、科学が進めば穀物から少ないエネルギーロスで人工肉を作る技術も生まれてくるはずです。

一応今も「ベジミート」「グルテンミート」などの人口肉がありますが、そのまま食べてもあまり美味しくないので調理にかなりの工夫が必要なんだとか。

まあ、肉体改造研究所の定連さんのようにストイックなトレーニーからみれば、栄養さえきちんと摂れれば味は二の次なのかもしれませんが(笑)。

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