乳糖の話

牛乳を飲むとお腹を壊しやすい、という体質の人は結構多いと思います。

この「牛乳でお腹ゴロゴロ」という症状は多くの場合、牛乳に含まれる糖分を上手く分解できない乳糖不耐症というものに該当するそうです。

乳糖というのは牛乳だけでなく哺乳類全般の母乳、もちろん人乳にも含まれている糖分で乳児にとっては大切な栄養源です。

ミルク

実は大人になって乳糖不耐症になってしまう人でも、赤ん坊の頃はほぼ例外なく乳糖を分解できます。

しかし、大人になるに従って乳糖を分解するβ-ガラクトシダーゼという酵素の量が不足するようになり、結果として「牛乳でお腹ゴロゴロ」体質になってしまうんです。

特に日本人は欧米人に比べて遺伝的に乳糖を分解する能力が低いので、この症状に悩む人は多いそうです。

ただ、乳糖不耐症の程度にも個人差があり、それほど症状が酷くない場合であれば牛乳を温めてから飲んだり、一度に多くの量を飲まないようにするなど腸に負担を掛けないようにする事で改善されることもあります。

ちなみにプロテインをのむ場合、乳糖不耐症の人はホエイプロテインを選ぶと良いでしょう。

製造工程で乳糖のほとんどが取り除かれているため、乳糖による下痢などの心配はほとんど無いはずです。

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