おからでタンパク質補給

マッチョでたくましい体をつくるためにも、スリムで健康な体をつくるためにもタンパク質を豊富に含む食品を食べることは重要です。

そしてタンパク質系食品を選ぶのなら、できれば無駄なカロリー摂取を避け、なおかつタンパク質以外の体に良い成分を含み、さらにお金もかからないものであればとても理想的です。

そんな食品の候補として、今回は豆腐と作る時に副産物として出る「おから」を取り上げてみたいと思います。

おからの栄養素

それでは、まずはおからに含まれる栄養素を確認してみることにしましょう。

豆腐を作るときの方法によっても成分は多少違ってくるようですが、一般的なおからは、大体このような成分比になっているようです。

おからの栄養素1

このグラフで見る限り、タンパク質の含有量は約6%。あまり高いとは言えない値です。
ただし、全体的に水分が多く栄養価の評価がしにくいので、水分を除いたグラフを作成してみることにしましょう。

おからの栄養素2

この通り。
水分を除いた栄養素のうち、タンパク質の占める割合は大体25%となりました。

タンパク質源としてのおから

タンパク質の含有量から考えると、残念ながらおからをプロテインの代わりのように使うのは難しいでしょう。

しかし、おからはとても栄養素のバランスが良い食品なのです。
※詳しくは姉妹サイト『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』『糖質・タンパク質・脂質の理想割合』を参考にして下さい。

なので、例えば食事メニューの中から主食であるご飯を減らしておからをメインにしたサイドメニューを加えるなどすれば、全体の栄養価をより高タンパク&低カロリーにすることが出来るでしょう。

さらに、おからはなんと全体の重量のうちの約10%が食物繊維。

人間はタンパク質の摂取量が増えると腸内環境が悪くなりやすいので、これを改善するためにもおからは非情にメリットの多い食品だと言えます。

タダ同然のおから?

繰り返しになりますが、おからは豆腐を作る時にできる副産物。
言い換えれば大豆から豆腐の成分を抽出したあとの「残りカス」です。

もちろんそれ自体が食品にもなりますが、あまり人気がないため多くの豆腐屋さんではお金を払って廃棄業者に処分してもらっているというのが実情のようです。

そのため、おからはタダ同然で袋詰めにされて売られていたり、場合によってはタダで配られていることもよくあるほどお金をかけずに入手しやすい食品となっています。

安い値段で健康的な栄養補給が出来るという意味では、これほど優れた食品は無いと言えるかも知れません。

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