ホエイプロテインの製法と効果

筋肉を付けたいと考えている人に最も人気のあるプロテインの種類といえば、何といってもホエイプロテイン。

しかし実は、一口にホエイプロテインと言っても製法、つまり作り方の違いによっていくつか細かい分類が存在し、それぞれ微妙に効果が異なるのです。

というわけで今回は、プロテインの製法と、それぞれの製法によって生まれる効果の違いなどについてまとめておこうと思います。

WPC製法

WPCというのは「Whey Protein Concentrate」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「濃縮乳清タンパク質」という意味になります。

具体的にいうと、原料となる乳清を特殊な方法でろ過するという方法で、これによって高濃度のプロテインを作ることができます。

アミノ酸が結合したホエイペプチドやカルシウム、ビタミンなどの成分もホエイタンパクと一緒に残すこと可能ですが、その反面、体質によってはお腹がゴロゴロしたりする原因となる乳糖などの物質もある程度(5~6%くらい)は残ってしまいます。

比較的コストも安いので、タンパク質含有量で言えば80%程度くらいまでのお徳用プロテインは主にこの製法で作られているものが多いようです。

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WPI製法

WPI製法は「Whey Protein Isolate」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「分離乳清タンパク質」という意味になります。

WPCで分離したタンパク質をイオン交換という技術によってさらに高純度のタンパク質にする方法で、これによって不純物をほとんど含まない純度の高いタンパク質が精製できます。

これによって、タンパク質含有量で言えば90%程度のプロテインを作ることが可能です。
ただしその反面、ホエイペプチドやビタミン、ミネラルも製造の途中で取り除かれてしまうので、オールマイティなプロテインを作るためには後から必要な栄養素を添加しならないという欠点もあり、製造に手間がかかる分だけ値段も高めです。

ただしお腹の不調になりやすい乳糖もほとんど含まれていないので、乳糖不耐症の人にとっては適した製法と言えるでしょう。

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CFM製法

CFM製法は「Crossflow Microfiltration」の頭文字。クロスフロー膜というものを使ってタンパク質をろ過する方法で、WPCよりも高純度のプロテインを作りつつ、なおかつホエイペプチドやカルシウムなども残すことができる比較的新しい製法です。

ただし乳糖の量に関しては、WPIと比較すると若干多く残ってしまうようです。

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