プロテインだけではダメ

プロテインの主成分であるタンパク質は確かに筋肉を中心とする重要な組織の材料になります。

ですが、タンパク質をたくさん摂ってさえいれば健康で強い体を作れるというわけではありません。

自動車を作るときには、金属だけではなくタイヤを作るためのゴムや、細かい部品を作るためのプラスチックが必ず必要になるように、筋肉を作るためにも色々な材料が必要になってきます。

タンパク質以外に必要なのは?

それでは、タンパク質以外に必要な栄養素について、簡単にまとめてみましょう。

糖質

糖質

筋肉をつくるためには合成するためのエネルギーが必要で、このエネルギーを出してくれるのが糖質です。

糖質は砂糖やでんぷん質を含んでいる食品(イモ類、麺類)で補給できます。

特に運動後などは糖質が使われて不足している状態なので、タンパク質だけでなく糖質の補給が重要になってきます。

ごはん、パン、うどんやジュース類(ノンカロリーのものを除く)なども糖質をたくさん含む食品なので、あまり不足する事はないかも知れませんね。

脂質

脂質

いわゆる脂肪分、油です。
ダイエット志向の現代ではどちらかというと悪役になりがちですが、健康のためには欠かせない栄養の一つです。

油と一緒に摂る事で吸収されやすくなるビタミンもありますので、適度に摂取するようにしましょう。

ビタミン・ミネラル

ビタミン・ミネラル

ビタミン・ミネラルも筋肉を合成する時に必要な栄養です。

もともとビタミンやミネラルというのは体の色々な化学反応を助ける物質として働いている物質なので、筋肉を合成するための化学反応にも絶対に必要になってきます。

糖質と同じように運動などによっても消費されてしまうので、不足しないように補給しておく必要があります。

ただ一口にビタミン・ミネラルと言ってもとても種類が多いので、色々な種類の食品を食べなければならず、栄養バランスを考える上では一番頭を悩ませる栄養素かもしれません。

ちなみにプロテインの中には、筋肉の合成に特に必要なビタミンを配合して売られているものもあります。

食物繊維

食物繊維

食物繊維は筋肉の材料にはなりませんが、特に腸内環境を整えるために役立つ栄養素です。

タンパク質を沢山摂ると腸内の悪玉菌が増えやすくなりますが、食物繊維を十分に補給するとこれを防止できます。

食物繊維は野菜類やコンニャクなどに多く含まれています。

水分

水分

最後に水分です。栄養素というイメージはあまりないかもしれませんが、人間の体にとっては一番重要と言えるくらいの大事な栄養素です。

体内ではほとんどの栄養が水に溶けた状態で移動しているので、代謝をスムーズにするためにも十分補給しておく必要があります。運動によって汗をかくと、失われる量が増えるので特に注意しなければなりません。

また、水分をたくさん摂ったからといって太ることは無いのでご安心を^^。

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