食品やサプリの健康被害リスクを考える
日本は食料自給率が低い国である、という話は誰でも一度くらいは聞いたことがあるのでは無いでしょうか。
実際に我々の食卓は、外国から輸入した色々な食品によって支えられています。
これはサプリメントなどについても言えることで、たとえ国内で製造されている製品を購入したとしても、その原料が海外からの輸入に頼っていることは珍しくありません。
食料やサプリの原産国を知りたいと思ったら、メーカーのwebサイトを見たり会社に直接問い合わせたりすれば、情報を得ることはできるでしょう。
でも、多くの人はそれを知ったところで「原産国が安全かどうか」ということをイメージで判断するしかないと思います。
「あの国は環境汚染が進んでいるから危険だ」
とか、
「この国は伝染病の噂があるから避けたい」
とか、そんな感じですよね。
まあ、それだけでもある程度の断材料にはなるかもしれませんが、ここは一つもう一歩踏み込んで、代表的な「食品に関わるリスク」を分類してみることにしましょう。
特にサプリメントを選ぶ場合などは生鮮食品とは若干事情が違ってくるので、その点にも注目して考えてみたいと思います。
「何がどう危険なのか?」ということを正確に分析できれば、気になる食品やサプリメントの検査項目を確認することで、必要以上に神経質にならずに済むはずです。
病原性微生物、寄生虫など
食品汚染の原因となる代表的な物の一つが、ウイルスや細菌、寄生虫などの被害です。
これらは恐ろしい存在ではありますが、サプリメントの場合は普通の食材よりも危険度は低くなります。
例えばプロテインやクレアチンなどのように複雑な工程を経て製品化されるもののでは、微生物や寄生虫が自動的に取り除かれたり、感染力を失ってしまうことがほとんどだからです。
もちろん「絶対」というわけではないので、わざわざ感染症のリスクの高い国から原材料を仕入れているものを選ぶのは避けたいところではありますが・・・
他の不安材料に比べれば「比較的取り除きやすいリスク」とは言えると思います。
有害な化学物質
もう一つ代表的といえる食品の汚染源が鉛や水銀、ヒ素、カドミウムなどの元素です。
これらは主に工場などの廃棄物が原因で環境に放出され、これらが体に溜まると重大な健康被害を引き起こします。
特に元素として有害な物質は、寄生虫や微生物などと違って、加熱したり別の物質を加えたりしても危険性が消えないのがやっかいなところです。
なので、環境汚染が進んでいる国から原料を輸入して作られている食品やサプリメントは買わないのが無難でしょう。
どうしても買わざるを得ない場合は、最低限メーカーが原料を評価する上でどんな検査を実施しているかを調べるべきです。
放射能汚染
関東大震災以降、特に注目されるようになったのが放射能汚染です。
土壌や水に放射性物質が混ざり、それによってその土や水で育つ植物や、それを体に取り入れる動物などに汚染が広がっていきます。
そして食品の放射能汚染を、食品やサプリメントの加工工程で取り除くことはほぼ不可能です。
ただし、放射能汚染が起こる場所というのは限られているので、原材料がどこから調達されているかを調べれば、比較的そのリスクは避けやすいでしょう。
また、最近は消費者の関心が高まっているため、サプリメントメーカーでも原材料の放射能検査を行っている場合もあります。
例えばリアルスタイルの「ビーレジェンド」の紹介ページでは、放射能検査の結果が確認できます。
迷ったら確認!が基本。
とにかく、何か不安な要素があるときは、製造メーカーや販売業者に取り合わせてみることです。
販売ページが魅力的だったり値段が魅力的だったとしても、きちんとした回答をくれない会社と取引するのは避けましょう。
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