ホエイタンパク購入のデメリットとは

プロテインはビタミン剤やアミノ酸などと違って、量が必要になるサプリメントです。

だから筋肉を付けたいと頑張っている人は大量にプロテインを買い、そのコストにも敏感なわけです。

そして、何よりもコストを優先するのなら「とにかくホエイを求めるのなら」に書いたようにホエイパウダーだけを購入するような方法もあります。

そうすれば、味付けや成分調整などの加工を行っていない分、確かに安くタンパク質を買うことはできるでしょう。

しかし、未加工のタンパク質だけを買うことには色々なデメリットもあるということを知っておいて下さい。

粒子の加工と溶けやすさ

これはホエイプロテインの開発に関わった時に、メーカー担当者に聞いた話なんですが、タンパク質の粉をサプリメントの「プロテイン」にする場合には、粒子の大きさや状態を工夫する必要があるそうです。

なぜなら、それによって溶けやすさに大きな差が出るから。

粒子が大きすぎたり小さすぎたりすると、プロテインを飲み物に入れた時にかたまってダマになったり、溶けたように見えてもすぐに底に沈んでしまうことになります。

加工されていないホエイタンパクは、飲み物に溶けにくい場合があります

未加工のホエイパウダーの場合、当然溶けやすくなるような加工はされていないわけですから、場合によっては
「シェイクしても全然溶けない・・・。」
という事になるかもしれません。

泡の量と消えやすさ

もう一つプロテインを作るために重要な加工が、泡が出過ぎないように、さらに出た泡が消えやすいように成分を調整することです。

この加工をしておかないと、プロテインをシェイクした時にまるで洗剤のように大量の泡が発生して、しかもなかなか消えないという事になる可能性があります。

味とトータルコストの問題

実際のところ、全く何の味もないホエイパウダーを水や味の薄い飲み物に溶かして飲むのは、普通の味覚の持ち主にはかなりキツイと思います。

「やっぱりホエイパウダーだけだツライから味付けをしよう。」
という事になってジュースやココアパウダー、ミルメークのようなものを買うことになれば、それだけ余計な手間とお金がかかることになります。

溶けやすさや泡の量、そして味の問題。

サプリメントとして加工されていないホエイパウダーを購入するのは、こういう細かい条件を全て考えに入れた上でも「お買い得」だと考えられる場合だけにした方がいいでしょう。

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